【丸わかり】テニスコートの種類やサーフェスを解説。理解しておかないと危険です

テニス
テニスコートの種類を知りたい人
テニスコートの種類を知りたい人
テニスコートの種類っていったいどれくらいあるの?特徴も教えて

このような疑問を解消します。

✔記事の内容
  • テニスコートの種類と特徴
  • 各サーフェスごとでテニスシューズを用意するのが理想
  • テニスコートの種類でプレースタイルも変わる

 

「テニスコートの種類や特徴が知りたい!」

 

テニスコートには色々と種類がありまして、各サーフェスごとに特徴やプレースタイルも異なってきます。

コートごとでテニスシューズも異なってくるので、対応していないシューズを履いてしまうとケガにつながる恐れもあるんですね。

 

そこで今回はテニスコートの種類について解説。特徴やプレースタイルなどこの1記事で丸わかりにします。

✔権威性

  • 小学校1年生から習い事としてテニスを開始
  • テニスや健康で役立つ知識を「たつじんblog」で発信
  • 中学から本格的にクラブに入り始め10年以上テニスを継続
  • 当ブログでもテニスプレイヤーやアイテムについて多数記事を執筆中

 

まず軽く結論だけお伝えしますと、テニスコートには

  1. オムニコート
  2. グラスコート
  3. クレーコート
  4. ハードコート
  5. カーペットコート

上記の5つがあります。特に日本だと砂入り人工芝(オムニコート)が主流ですね。

 

特にテニスをされる方は各コートの特徴を知ってプレーしたりシューズを準備しておかないとケガをする恐れも。

ぜひ参考にしてください。

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テニスコートのサーフェスや種類と特徴

ハードコート

 

まず冒頭でも述べた通りテニスコートには大きく分けて

  1. オムニコート
  2. グラスコート
  3. クレーコート
  4. ハードコート
  5. カーペットコート

上記のサーフェスが存在します。

 

もちろん各サーフェスごとにも色々タイプはあるものの、大きく分類するとこの5つに分類されますね。

それでは1つずつ見ていきましょう。

オムニコート

 

✔オムニコートの特徴
  • 維持費が少ない
  • 球足はどちらかと言うと遅く跳ねにくい
  • 海外ではほぼ見られず日本独特のサーフェス
  • 滑りやすいためスライドしながら打つ技術が必須

 

まず一つ目がオムニコートと呼ばれる砂入り人工芝のサーフェス。軟式硬式問わず一般的に使用される、日本では主流のコートになりますね。

 

オムニコートは球足が遅くイレギュラーもあまり無いので(補修でつぎはぎされていたら別)比較的プレーしやすいサーフェスです。

恐らくテニス経験者であれば一度は使用したことがあるのではないでしょうか。中高大の部活でも基本的に大会はオムニコートですし、市営のコートでもオムニコートが多い印象。

 

また砂の影響でざざーっと滑る為、フットワークとしては滑りながら打つ技術も必要になってきます。

しかし日本のテニスレベルが上がらない要因としても挙げられている

とにかく体にやさしいと言う一般プレーヤーが多いけれど、それは思い込みでしょう。砂の量が均一ではないので滑る場所が予測できず、むしろ足腰に負担がかかります」と伊達は断言する。修士論文を書くにあたって国内外の選手やコーチにも6000人近くアンケートを実施したが、砂入り人工芝を「嫌い」と答えた人がその理由として挙げたものは、「滑りやすい」「他のサーフェスとは違う(体の)部位にストレスがかかる」「バウンドが低く調整しにくい」などが多くを占めた。

引用https://number.bunshun.jp/articles/-/847320

 

こちらの文章は元プロテニスプレイヤーの伊達公子さんが述べた文章で、要約すると

「オムニコートは別に体に優しくはないし、オムニコートを使用していては日本テニスは育たない」

とのこと。

 

一見批判を食らいそうな内容ですが、伊達さんの意見もごもっともなんですよね、、、

というのも日本では半分近くがオムニコートですが海外ではオムニコートなんてほぼ存在せず、基本ハードかクレーコートが主流。

グランドスラムを考えてもクレー・ハード・グラスコートなので、将来プロを考えているジュニアが日本のオムニコートで練習していても意味あるのか?と僕も思ったり。

オムニコートでは球足が遅くなり、海外と比較すると圧倒的にラリースピードが劣る為日本の有望なジュニアが海外に出たとたん勝てなくなることも多いんです。

またコートによっては砂の多さにムラがあって滑りやすさも変わりますし、負担もそれだけかかるのも頷けます。

 

たつし
たつし
過去に比べたら日本のテニスレベルは進歩しているものの、ヨーロッパに比べたらやはり劣るのは事実。もちろん体格的な部分もありますが間違いなくサーフェスの問題は大きく関係していると思います。

とはいえ維持費が他のコートに比べて安いですし、プレーはしやすいので別にプロを目指さない人にとってはなんとも言えんですね、、、

グラスコート

djokovic toss

 

✔グラスコートの特徴

  • レットインが多い
  • イレギュラーも多い
  • ボールが滑りやすく球足が速い
  • 日本ではほぼ見られない稀なサーフェス

 

2つ目はグラスコート。こちらはオムニと違って天然芝で、ウィンブルドンでも使用されるコートですね。

 

グラスコートはとにかく滑る。あまりボールが跳ねず球足が速いのでスピード感のある試合が多いですね。ウィンブルドンを見ていてもネットプレーが多かったりします。

しかしイレギュラーがめちゃくちゃ多いことで有名。ライン際やベースラインの芝が剥げた部分にボールが落ちるとイレギュラーが。よくもまあプロはこんなグラスコートで試合ができるもんだ。

ただグラスコートは圧倒的に他サーフェスに比べ数が少ないんです。

もちろん無い訳ではないのですが、日本でのグラスコートは相当限られると思います。と言うのも天然芝ですので維持費がとんでもなくかかるからなんですね。

ウィンブルドンでも毎年ちゃんと人の手で育てており、プロのツアーでも6~7月のシーズンしかグラスコートの試合はあまり行われません。

 

ちなみに芝の関係でポールを強く設置できずネットがしっかり張れないため、レットインも多いのも特徴ですね。

 

たつし
たつし
見栄えはかなり良いですけど個人的には一番難しいサーフェスだと思います。速いしイレギュラーするしフットワークも難しいし。ですが一度はグラスコートで真っ白なウェアを着てプレーしてみたいものです

クレーコート

 

✔クレーコートの特徴
  • 球足が遅く跳ねる
  • イレギュラーは多い
  • 滑りやすくラリー戦になりやすい
  • 赤土・グリーンサンド・グラウンドの土など色々クレーにも種類がある

 

3つ目はクレーコート。土のテニスコートですね。

 

こちらは日本ではそこそこ数はあり、自分も何回もプレーしたことがあります。

最大の特徴としてはやはりボールが跳ねて球足が遅くなる事。ですのでスピン系の球が有効であると言われています。

またこちらもグラスコート同様イレギュラーが多く、プレーしていると土がよって時たまあり得ないバウンドをすることがあるんですね。

 

クレーコートでの試合は一般的にはタフなラリー戦になる事が多いです。

特にプロのクレーシーズンの試合ではかなりボールも跳ね、球足が遅くなるためラリー数も多くなる。

リターンやラリーのポジショニングもハードやグラスに比べベースラインの後ろに立っているプレーヤーがほとんどですね。

 

ちなみにクレーでも色々種類がありまして赤土やグリーンサンド、また高校の頃はグラウンドの土っぽい劣悪なコートでやっていました。

 

たつし
たつし
僕個人としては赤土のクレーコートはなかなか好きです。と言うのもスピン系の球が得意ですし、打球音もかなり反響していいんですよねぇ

 

ちなみに赤土と言えば某スペインの土魔神さんが最も得意とするサーフェスでもありますが。

▼合わせて読みたい

ハードコート

ハードコート

 

✔ハードコートの特徴

  • 球足も速く跳ねやすい
  • 海外では最も主流なサーフェス
  • イレギュラーが無い(コートがひび割れてたりすると別)
  • キュッキュッと足が止まるので細かいフットワークが可能

 

4つ目はハードコート。こちらは硬式テニスと言えば、という程主流なサーフェスですね。

 

基本的に海外ではハードコートかクレーコートが主流で、プロのツアーでもハードコートが多いです。

比較的球足が速くボールも跳ねますが、イレギュラーが無いのでかなりボールの軌道を予測しやすいのがメリットですね。だからこそ伊達さんはもっと日本にハードコートを増やすべきだ!と述べたのでしょう。

 

クレーやオムニに比べて滑りにくいので、細かいフットワークとステップが必要になります。

ただハードコートのデメリットは色々と消耗しやすい事ですね。

例えばボールやシューズ。摩擦ですぐにボールの毛やシューズの裏側がつるつるになります。ですのですぐにボールやシューズを買い替えなければいけないのは大変かも。

またオムニに比べコートの維持費が倍と言われていますので(というかオムニが安すぎる)、なかなか日本全体でハードコートが増えにくいんですね。

 

日本でオムニばかりで練習してきた子とハードやクレーで育った子では将来的に大きな差になるのも事実。

実際錦織や望月慎太郎など活躍してきた日本人は若い頃から海外のサーフェスで育ってきたので、日本テニスのレベルを上げるならお金をかけてでもハードコートを増やすべきだと思ってます。

たつし
たつし
毎回ハードコートでテニスをすると結構疲れるしアイテムの消耗も激しいですけど、たまにハードで試合をすると結構楽しい。特にイレギュラーが無くボールも跳ねてくれるのがありがたいですね。

カーペットコート

 

✔カーペットコートの特徴
  • 足腰の負担が比較的少ない
  • あまりボールが跳ねず若干球足が速い
  • 室内コートやスクールのテニスコートに多い

 

そして最後はカーペットコート。こちらは室内のテニススクールに多いサーフェスですね。

 

毛足の短いカーペットをコンクリートなどの床の上に敷いて使用するため、転んだとしても怪我をしにくいのも特徴。

さほど跳ねず球足も若干速いくらいですので、ラリーもしやすいです。

ただカーペットコートはでプレーする場合「オールコート」もしくは「カーペットコート」用のてテニスシューズが必要になります。

あまりカーペットコートでする機会のない方は「オムニクレー用」でプレーをしないよう気を付けてください。

各サーフェスごとでテニスシューズを用意するのが理想

ノバクジョコビッチ

 

テニスをされる方で、特に大会にも出場して色々なコートを周るのであればサーフェスごとにシューズをそろえておくと良いでしょう。

 

✔テニスシューズの種類
  1. オムニクレー用
  2. オールコート用(ハードコート用)
  3. カーペットコート用

 

テニスシューズには大きく分けて上記の3種類存在し、各メーカーは同じシューズであってもサーフェスごとに分けて販売しています。

テニスシューズに関してはこちらの記事もぜひ参考に▼

【解決】テニスシューズのオススメはアシックス。選び方やメーカーの特徴を解説します

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テニスコートの種類でプレースタイルも変わる

nadal toss

 

ここまでテニスコートのサーフェスについて深掘りしてきましたが、各コートの特徴を把握してプレーすることがかなり大事。

 

と言うのもサーフェスが異なるなら言わずもがな、また例えば同じハードコートであっても球足が速いとかボールが跳ねやすいとか微妙に異なりますので。

それに合わせてポジショニングやプレースタイル、配給などを変える必要があります。

たつし
たつし
例えばプロだとクレーコートでは跳ねる為かなり下がってラリーをする選手が多いですが、グラスコートではあまり下がらず積極的に前に行く選手が多いですね

 

またテニスシューズも最低でも2足、オールコートやオムニクレー用を持っておくと良いでしょう。

ぜひ参考にしてください。