このような悩みを解決します。
先日下記のようなツイートをしました。
両手バックのコツは面を返さずにボールを運ぶ事だと思う
もちろんフットワークも大事だけれどフォアに比べ基本的にバックはほぼ踏み込む上、勝手に腰が入るから一度安定すればかなり武器になる
錦織やジョコも写真見てみるとあんま返さずそのままの形をキープしている場面が多いので参考にするべき— Tatsushi.k (@tatsushikoike) February 4, 2021
「バックハンド打てねぇ、、、、、」
恐らくテニスプレーヤーの多くがこの悩みに直面したことがあるのではないでしょうか。
どうしても試合中でも利き手側のフォアハンドの方が使いますし、プロでも試合中に約7割がフォアハンドらしいです。
しかし安心してください。
この記事ではバックハンドが得意な僕が、バックハンドの苦手克服をサポートします。
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結論から申し上げますと、ツイートの内容にもある通り最大のポイントは
「面を返さずそのままボールを運ぶ事」
だと思っています。
自分もこの点は強く意識していますし、特にディフェンス時に役立ちます。
またバックハンドが強力だと言われているジョコビッチや錦織もこのような特徴が見られますね。
この記事を参考にしていただけでばバックハンドの当たりが厚くなり、ボールをコントロールできるようになるのでぜひ参考にしてください。
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【【【 】】】Contents
両手バックハンドが苦手な人→面に問題あり
冒頭で述べた通り両手バックが苦手な人は面の合わせ方、特に面が若干被りすぎているのが問題だと思っています。
というのも面が被りすぎるとボールを潰してスピンをかけることができず、ネットの回数が増えたり相手に攻められてしまうから。
面を返さずそのままの形をキープしてボールを押し切るイメージがかなり役立ちます。
もちろんバックハンドにもフォアハンド同様フットワークやスタンスも重要。 しかしバックハンドは基本的にほぼスクエアスタンス(踏み込み)を使用する場合がほとんどで、両手でテイクバックするため勝手に腰が入ります。要するに安定しやすい訳です。 その点フォアハンドは片手でテイクバックできるのもあって緊張すると手打ちになることが多く、かつスタンスも色々。フォアの方が色々複雑な要素が多いんですね。(グリップとかスタンスとか) バックハンドは意外とスタンスがシンプルなため、苦手な人は面の合わせ方が問題なのではないか?と考察。ちなみに錦織もインタビューで「フォアよりもバックの方が安定する」と言っていましたし、知り合いのコーチも「フォアハンドが実はテニスの中で一番難しい」と言っていました。
面をかぶせて擦るとスピンは確かにかかるけれど伸びが無いんですよね。苦手な方はボールをこすりすぎていないか確認してみてください。
バックハンドはフォアハンドと違いパームアウトする必要がない
恐らくテニスでフォアハンドを学ぶ際に
「手のひらをバイバイするイメージでフォアハンドは振りましょうね~!」
と教えられたはず。
現代テニスでは昔に比べてウエスタングリップが一般的で、スイングすれば面が自然と変えるはず。試しに一度フォアハンドの素振りをすれば分かるはずです。
この手のひらをバイバイする動作を「パームアウトorパームアウェイ」と言いますが、バックハンドは全く持ってこの動作をする必要はないと考えています。
特にジョコはその特徴が顕著に表れていて、ディフェンス時には面だけしっかり合わせてしのぐといった場面をよく見ます。面が垂直どころか上向いてますよね。
これは僕も打ってみて実感していますが、実際両手バックハンドは面が上向くくらいフラットに当てても十分ボールをコントロールできます。 ディフェンス時にオープンスタンスで面を真っすぐ(ジョコみたいに若干上向きでもOK)当てればそこそこ威力のある、かつ攻められないボールが打てるのでオススメ。 擦ってスピンをかけるのではなく、ボールを潰してスピンをかけられるようになると回転量や軌道もコントロールできるようになります。
このようにバックハンドが苦手な人は
- 面を返しすぎていないか
- ボールをこすりすぎていないか
- 真っすぐに左手も使って押しているか
この辺りを確認してみてください。
両手バックハンドが苦手な人はまずグリップとテイクバックと変えよう
両手バックハンドを改善するために転向する点は
- グリップの厚さ
- テイクバック
この2点です。
バックハンドが得意になった要因としてこれら2点が大きく影響しているかと。
恐らくあなたもこの2つを少し改善すれば多少なりとも改善されるはずです。
始めの方は慣れないかもしれませんが、ぜひ参考にしてください。
グリップ→左手を薄めに持つと当たりが厚くなる
まずはグリップから。
基本的に右手はコンチネンタルで持つ方がほとんどだと思いますが、今回重要なのは左手です。
左手をイースタンもしくは完全にコンチネンタルで持ってください。
ここでかなり違和感を感じる方がいるかもしれませんが、グリップを薄くすると球の当たりが厚くなりフラット系のボールが打ちやすくなるのがメリット。 かといって全くボールにスピンがかからないかと言いますとそうではなく、きちんとボールを潰してコントロールできるようになりますのでオススメです。
多分慣れていない方はボールがフラットに当たりすぎてぶっ飛ぶ人もいるかも。
今まで左手を厚めに握っていて流石に無理!って人は徐々に薄くしていきましょう。
テイクバック→面が若干上に向くくらいがちょうど良い
次はテイクバック。
写真の通りグリップを薄くすれば、テイクバックの際に自然と面が上を向くはずです。
恐らく皆さんが球出しをする際にはフォアハンドのコンチネンタルで、面が上に向いた状態でパーンとフラット系の球を打ちますよね。 それと同じでバックハンドのテイクバックも上にするとかなりボールに対して直角に、またそれ以上の角度で当たるのでボールを潰しやすいくなるわけです。
こちらもデメリットとしては先ほどと同様、フラットに当たりすぎてボールがぶっ飛ぶ点が挙げられます。
始めにボールを面に乗せる感覚を覚えたらまた変えるなりしても良いので、テイクバックで面を上に向けるくらいの意識で大丈夫です。
錦織も若干面が上に向いてる
ここでも錦織のテイクバックを参考にします。
というのも彼のバックハンドはプロの中でもトップクラスで、かつ面を合わせるのが上手い。
彼のラケット面を見てみると、やはり若干上向いていることが分かります。
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【【【 】】】両手バックハンドを克服するための王道トレーニングはショートラリー
最後に両手バックを克服するためのトレーニングは「ショートラリー」です。
もちろん球出し練習も大事ですが、まず先ほどお伝えしたポイントを意識して(グリップとテイクバック)スピンをかけるのではなく「勝手にスピンがかかる」感覚を養いましょう。
以下の動画の冒頭だけショートラリーご覧ください。
フォアハンドに関してはあまり自信がないので何も言えませんが、バックハンドならまぁ人並みには打てるかなと。
やはり意識することは面を返さず、とにかく面をキープ。グリップは右手左手どちらもコンチネンタルに近い持ち方です。
この動画のように勝手にスピンがかかる感覚を得られればかなり上達したと考えてもOK。 この感覚を覚えられると後ろに下がってロングラリーをする際に「どれだけ振っても勝手にスピンがかかる」のでガンガン振ることができます。 実際どれだけ調子が悪く緊張しようが自分はバックハンドだけは安定するので、大きな武器になります。
両手が難しいならまずは左手フォアハンドで練習
そしてよく練習メニューで行うのは「左手フォアハンド」。
これも練習として非常に良い内容です。
特に両手じゃちょっと無理!なんて方は左手フォアハンドのショートラリーをするのが一番感覚を養うのに良いですね。
てな感じで今回はコレで終わり。以下の記事でもバックハンドについて触れているので、こちらもぜひ参考にしてください。
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