このような疑問を解決します。
「ダイアデムのNOVAについて知りたい!」
最近市場に出てきた新しいラケットメーカー「ダイアデム」。
未だ使用者は少ないものの、コアなテニスプレーヤーからは使いやすいと好評なメーカーなんですね。
そこで今回はダイアデムのNOVAシリーズをレビュー!この記事でNOVAについて丸わかりです。
先に軽くNOVAについてポイントを押さえておくとこんな感じ。
- ラウンド形状でボールが飛んでくれる
- ボールを飛ばすだけでなくスピンもかかってコートに収まる
- NOVA100は黄金スペックの中で飛びは控えめ。コントロールできるピュアドライブ
ラケットの中では比較的打感が硬く、パワーも出る上スピン系のボールが打ちやすいです。
しかしピュアドライブなどその他黄金スペックの中では比較的打感がマイルドで、飛びが抑えられている。
すなわち「ピュアドライブの飛びが抑えられている機種」という表現が正しいですね。
今回はこのようにダイアデムのNOVAシリーズについて深掘りします。
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【【【 】】】Contents
ダイアデムとは
2015年にストリングメーカーとして設立 ダイアデムからは現在「NOVA」シリーズと「ELEVATE」シリーズが販売中 元ATPプロや選手のヒッティングパートナーを務めた人が集まり「プロテニスプレイヤー達の視点から」選手のために作られたラケット
ダイアデムとは選手のヒッティングパートナーを務めた元ATPプロが作り上げた海外メーカー。
ご存じの通り実際僕らが購入するラケットとプロが使用するラケットは「プロストック」と言って、かなりカスタムされているんですね。
そこでダイアデムのラケットは「プロテニスプレイヤー達の視点から選手のために作られたラケット」をモチーフにしています。
未だ使用している人は少ないですが、近年使用する人が増えており
- ラウンド形状が特徴でパワーとスピンがかかる「NOVA」シリーズ
- ボックス形状が特徴でコントロール性能に長ける「ELEVATE」シリーズ
この2つが現在販売中。今回はNOVAについて解説しますね。
その他テニスラケットでスノワートもある
その他最近話題のラケットメーカーと言えば、ダイアデムの他「SNAUWEART(スノワート)」というメーカーがあります。
こちらは1960~1980年代にかけてテニスラケットなどモノ作りに力を入れていたベルギーのメーカー。
かつてロッド・レーバーやジョン・マッケンローなども使用していた実は老舗ブランドでして、グランドスラム66勝もしたことのあるラケットなんですね。
そして18年ぶりに再びラケット市場に参入して、その独特な面の形と安定性が特徴になっています。
ダイアデム「NOVA」シリーズの特徴
少し話がそれましたが、本題のダイアデム「NOVA」シリーズの特徴を解説しますね。
冒頭でも述べた通りNOVAシリーズにはこんばポイントがあります。
NOVAシリーズの特徴はパワーとスピン。ラウンド形状でRA値が推定69と平均よりも硬めな打感設計になっています。
通常ラウンド形状ですとピュアドライブやULTRA TOURなど、比較的飛ぶ硬めのパワーラケットが多い。
ラウンド形状や硬いラケットのデメリットとしては打感がカンカンしてぼやけるデメリットがありますが、このNOVAシリーズは「パワーとマイルドな打感」を両立させているんですね。
マイルドなピュアドライブ!?
黄金スペックやラウンド形状の代表格として挙げられる、お馴染みバボラの「ピュアドライブ」。
ラケットの中でもかなり飛ぶしパワーも出るけど、硬い打感でコントロールが効かないなんて声も多いんですね。
硬い打感=打球感がぼやけるって事ですので、正直打つ時の心地よさはないかな。ですがNOVAシリーズは独特なテクノロジーと素材によって
「パワーのマイルドな打感を両立させた優等生なラケット」
こんな性質を持っているんですね。
NOVA100が中でも黄金スペックで扱いやすい
特にNOVAシリーズの中でもNOVA100が黄金スペック設計で扱いやすいかなと。
どうしても黄金スペックのラケットはピュアドライブしかりULTRA TOUR100cvしかり、硬いラケットが多いです。
しかしNOVA100は黄金スペックの中でも比較的飛びは抑えられてマイルドな打感も味わえる、と開発者はアピールしています。
とは言え普通のラケットよりかはRA値が高く硬いので、普段柔らかいorボックス形状のラケットを使用している方は硬く感じるかもしれません。
▼合わせて読みたい
>>【テニスラケット】ボックスとラウンド形状とは?違い・特徴・オススメを解説
ダイアデム「NOVA」の搭載テクノロジー
主にダイアデムのNOVAに搭載されているテクノロジーは3つあります。
正直どのメーカーも色々テクノロジーがあって少し長ったらしい名前ですので、フーン程度で流してOK。僕が解説するのでご安心ください。
1つずつ紹介しますね。
FSシステム
ラケットフレームの内部に特殊な壁を埋めることで、ねじれを抑制し正しい方向にしならせる内部設計。
次に説明するインパクト・シールドと相重なってねじれやパワーロスの抑制などに効きます。
インパクトシールド
ダイアデムの特徴はインパクトシールド。
他社と比較してグリップからフレームまで360度高密度のポリウレタンを充填させて、インパクト時ラケットのブレやねじれ・不快な振動を抑えパワーロスを最大限抑制します。
ウィルソンで言うカウンターヴェイルのような感じ。実際にエンドキャップを空けてみるとこの仕組みが見れるので面白いですよ。
HMTカーボン
ダイアデム独自の樹脂を使い、特殊な編み方をしたカーボンのこと。NOVAシリーズで最大限パワーを引き出します。
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【【【 】】】NOVAシリーズのスペック一覧
ダイアデム「NOVA」には
- NOVA100
- NOVA+
- NOVA Lite
この3つのスペックが存在。
それぞれスペックや特徴を軽く解説しますね。
NOVA100
▼NOVA100のスペック
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フェイス | 100インチ |
フレーム厚 | 23.5㎜フラット |
RA推定値 | 67~69 |
フレーム形状 | ラウンド |
レングス | 27インチ |
グリップサイズ | 1-4 |
ストリングパターン | 16×19 |
先ほども説明したいわゆる「黄金スペック」ですね。
パワーも出るしスピンもかかるしで優等生タイプのラケット。僕が買うとしたらこれかな。
NOVA+
重さ | 305g |
バランスポイント | 335㎜ |
フェイス | 100インチ |
フレーム厚 | 23.5㎜フラット |
RA推定値 | 67~69 |
フレーム形状 | ラウンド |
レングス | 27.5インチ |
グリップサイズ | 1-4 |
ストリングパターン | 16×19 |
先ほどに比べて若干重くなりバランスポイントが335㎜とトップヘビーのラケットですね。
305gかつ335㎜だったらちょっとハードスペックですので、初心者とか女性が使うのはきついかな、、、
学生や男性向けのパワフルなラケットです。
NOVA Lite
重さ | 285g |
バランスポイント | 325㎜ |
フェイス | 100インチ |
フレーム厚 | 23.5㎜フラット |
RA推定値 | 67~69 |
フレーム形状 | ラウンド |
レングス | 27インチ |
グリップサイズ | 1-4 |
ストリングパターン | 16×19 |
こちらはNOVAの軽量モデル。どのラケットも無印タイプの他軽量モデルが存在しますが、NOVAにも同様でライトが存在するみたいですね。
力不足の方や女性、初心者にオススメのモデルです。
NOVAのインプレ情報や打感
NOVAの打感やインプレ情報をまとめます。
こんな感じですかね。NOVAはある程度打感が硬いというのもあり飛び能力やアシストは十分。
ですがやはり黄金スペックの中では打感がマイルドでm控えめに飛びが設計されているみたい。
球種はフラット系よりもスピンのアシストが強く、スピナーにオススメの機種です。
NOVAがオススメな人
柔らかくてしなるラケットが良い人には合いませんが、上記のポイントに当てはまればオススメできます。
特にNOVA100は誰でも使いやすいのでぜひ使ってみてください!
今でこそあまり普及していませんが、ダイアデム契約プロもいますし使用者も急増しています。
気になる方はぜひ試打してみてくださいね。
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