このような疑問を解消します。
「錦織のバックハンドが気になる!」
もはや説明など必要ない天才テニスプレイヤー錦織圭。
彼はバックハンドが強力であると色々な人から言われているわけですが、なぜなのでしょうか。
そこで今回は錦織のバックハンドについて解説。グリップや特徴、打ち方などを深堀して解説します。
先日下記のようなツイートをしました▼
錦織の試合見るたび思うけどバックの面の合わせ方神やな、、、
ボールを面に乗せるのが上手いからフラットもスピンボールも打てるしライジングもできる
多分グリップは割と薄めに握ってるんだろうけどこの点は一般プレーヤーでも真似できるのでは?ともかく早くツアーでまた錦織のバックが見たい— Tatsushi.k (@tatsushikoike) April 12, 2022
このツイートにもある通り、錦織はバックハンドの面の合わせ方が超上手い。
だからこそ鋭いフラット系の球も打てますし、ロブやスピンボールも打てるんですね。特にバックハンドのダウンザラインが錦織の代名詞とも言われています。
自分自身も錦織のバックハンドを参考にして両手バックハンドが大の得意になりました。
このように今回は錦織のバックハンドについて解説しますのでぜひ参考にしてください。
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【【【 】】】Contents
錦織圭のバックハンドは世界トップレベルです
言わずもがな錦織圭選手の両手バックハンドは世界トップレベル。
フェデラーも
「Keiのバックハンドはトップレベルだ」
と称賛しているくらいですからね。よくATPのYouTubeでも両手バックハンドが得意な選手として錦織が選出されています。
フォームにクセもなくカッコ良い。THE・王道の両手バックハンドといった感じです。
面の合わせ方が超上手い
なぜ錦織のバックハンドはそんなに強いの?と思うかもしれませんが、僕個人として思うのは面の合わせ方ですね。
冒頭でも述べた通り、錦織の両手バックはボールを面に乗せるのが上手で多彩なショットが打てるのだと考えています。
これはフォアハンドでも同様ですが、ボールを潰してバウンド後に伸びるボールを打つには擦るのではなくボールを長い事「運ぶ」イメージが重要。
特に錦織のバックハンドはボールに対してほぼ垂直に当て、そこからラケットとボールの接触時間が長くなるようまっすぐスイングしています。
特にこの辺りはジョコビッチも同じですね。ディフェンス時はもはやフェイスを上に向けてしっかりボールを押しています▼
スピンボールもフラット系もどっちも打てる
比較的錦織のバックはフォアに比べたらフラット系のボールが多いですが、スピンボールを打てるのが強い。
特にバックハンドのループボールやドロップショットからのバックハンドロブ展開はめちゃくちゃ見たことあります。
正直擦る系のスイングだとフラット系の速いボールが中々打ちにくく、バックハンドで攻めを作るのが難しい。
ですが錦織のバックハンドはフラット系やスピン系など多彩なショットセレクトが可能なんですね。
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【画像付き】錦織圭のフォアハンドの特徴や打ち方を解説|かなりムズイ
錦織圭のバックハンドのグリップや打ち方
引用:https://www.japantimes.co.jp/sports/2021/08/07/tennis/kei-nishikori-advances/
ここで錦織の両手バックハンドのグリップや打ち方を紹介。
僕も中1の頃に錦織のバックハンドから真似できる部分を吸収して、それ以来両手バックが大の得意になりました。
- グリップ
- テイクバック
- フォロースルー
この3ステップで画像付きで解説しますのでぜひ参考にしてください。
しかし人によっては真似して合う合わないがあるかと思います。
ですので自分が取り入れられそうな部分だけ吸収してダメだったら元に戻してもらってOK。
初心者であれば誰かしら上手い人のフォームを真似た方が吉ですが、ある程度テニスをやっている方なら自分のフォームを大切にした方が良いのでご注意を。
グリップは薄めの握り
まずはバックハンドの握りから。見た感じ少し短めに持っていて両手薄グリで持っているようですね。
両手バックハンドでは基本利き手は包丁で、逆の手で人によって厚く握ったり薄く握ったりするのですが錦織はどっちも包丁くらい?で握っています。
薄く持つことでボールに対してよりフラットに当たるので、ボールが飛びやすくなりますよ。
僕もバックハンドは両方包丁くらい薄く握っています。
フォアハンドで包丁とかイースタンで持つとボールがぶっ飛ぶのですが、両手バックハンドでは両手で補助できるので意外にスピンもかけやすい。
正直両手バックハンドでは厚いグリップよりも薄いグリップで持つ方が操作性が高まるのでオススメです。
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面を若干上に向けてテイクバックする
そして錦織のようにボールを厚くとらえる上で重要なテイクバック。正直グリップとテイクバックでほぼ全て決まると言っても過言ではありません。
テイクバックは面を伏せず真っすぐor少し上を向けてテイクバックしてください。
バックハンドにも色々テイクバックがありますが、正直面を伏せるタイプはあまりオススメできません。
というのも回転が掛かりすぎてカシュカシュなボールになりやすいから。選手で言うとジョコビッチやナダルのような面を伏せるテイクバックは難易度が高いですね。
きちんとボールを潰せれば良いですが、ボールを潰して回転を掛けるという観点では薄グリかつテイクバックは少し上を向けた方がよさげです。
実際に少し大げさにテイクバックしてみるとこんな感じです▼
初めはボールが飛んでアウトすることが多いかもですが、慣れればボールを真っすぐ潰してスピンを掛けられるようになります。
両手バックが得意な選手もテイクバックは真っすぐor少し上向きな選手が多い気が
これは完全に推測ではありますが、プロでも両手バックが上手な人には薄グリでテイクバックが真っすぐor少し上向きな人が多い気がします。
軌道もフラット系の人が多いですね。
- 錦織
- 西岡
- マレー
- シナ―
- ズべレフ
- キリオス
- メドベージェフ、、、
最近の主流は割とフラット系のバックハンドなのかな?
スイングはとにかく真っすぐ
これはフォアハンドでも転用できる事ですがボールを3つくらい押すイメージでスイングするのが重要です。
とにかく真っすぐフォロースルーをするとボールが潰れやすくなり、バウンド後の伸びが変わってくるんですね。
逆に無理にスピンを掛けようと故意に下から上にスイングしようとすると威力が出ないので要注意です。
もちろん中ロブを打ったり、低いスライスを持ち上げたりと軌道が高いボールを打つ上では必然的にスイングは下から上になります。
ですが擦るのではなく
「ボールを面に乗せて下から上に運ぶ」
というイメージだとより錦織のバックハンドに近づくかと。
ディフェンス時は面を上に向けたままフィニッシュでもOK
特にオープンスタンスでバックハンドを打ったり、ディフェンス時に時間を稼ぐ際には面を上に維持したままフィニッシュでOK。
先ほど述べたようにジョコビッチもこのスイングは結構使います。
引用:https://www.manningrivertimes.com.au/story/943876/the-rising-son/
こう思う方もいるかも。
ですがボールに真っすぐに当ててスイングスピードを上げるとボールが潰れてスピンが掛かるため、面を上に向けてもボールが落ちるんですね。
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【【【 】】】色々な選手のバックハンドを観察してみよう
ここまで錦織のバックハンドについてあれこれ触れてきた訳ですが、正直これが正解!というフォームはありません。
ぶっちゃけテニスをしている方なら自分のバックハンドが向上して結果的にポイントが取れるようになればOKですので、あまり「真似する事」が目的にならないようにしましょう。
その点では色々な選手のバックハンドを見ておくと面白い。
- キリオスのバックは軌道真っすぐだな、、、
- ナダルって結構面伏せてテイクバックしてるね
- この選手のバックハンドのフォーム好きかもしれん
などなど、自分が吸収できそうな所だけ吸収してみましょう。
結果的にそれでテニスの知識や戦略などが楽しみながらインプットできますからね。錦織のバックハンドもそこから色々学びました。
ぜひ参考にしてください。
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