【解説】錦織圭のプレースタイルや強さ・弱さを分析してみる【天才】

テニス選手
初心者
初心者
錦織圭ってどんなプレースタイル?強さ弱さも教えて欲しい

このような疑問にお答えします。

✔記事の内容

  1. 錦織圭のプレースタイルと基本情報
  2. 錦織圭の強さ・弱さ
  3. 錦織の試合を見ていると色々分かる

たつし
たつし
どうも、テニス好きブロガーのたつし(@tatsushi.k)と申します

 

「錦織のプレースタイルってどんなの?」

 

日本人テニスプレイヤーの中でも一番の成績を残し、今や誰もが知っている錦織圭。

そこで今回はそんな彼のプレースタイルや強み・弱みを1記事で解説します。

✔権威性

  • 小学校1年生から習い事としてテニスを開始
  • InstagramやYouTubeでも自身のテニス活動を発信
  • 中学から本格的にクラブに入り始め10年以上テニスを継続
  • 高校大学はテニス部に入り、現在もテニスプレーヤーとして日々努力する
  • 高2の時に心理学や健康の知識に興味を持ち、役立つライフハック的知識を当「たつじんblog」で発信

 

ぶっちゃけテニスのプレースタイルは大きく分けて4つほどありますが、その中でも彼はベースライナーというスタイル。

しかし近年そのスタイルも若干変化してきましたので、その点も深掘りしてお話しますね。

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【【【 】】】

錦織圭のプレースタイルと基本情報

錦織

 

✔錦織圭のプレースタイルと基本情報

  • 身長178㎝・体重73kg
  • 過去最高ランキング:4位
  • 右利き・両手バックハンド
  • ATPツアーシングルス通算12勝
  • プレースタイル:ベースライナー

 

日本人選手の中で初のトップ10やグランドスラム決勝進出など、数々の記録を塗り替えてきた錦織圭。

未だマスターズやグランドスラムのタイトルは無いものの(これに関してはその他BIG3がキチガイすぎる)、トップで戦うだけのポテンシャルを持っています。

特に彼の躍進年となったのは2008年。

当時234位だった錦織(当時18歳なので高校3年生に当たりますね)が、デルレイ・ビーチオープンで世界ランク12位のジェームズ・ブレイクに勝ち優勝しました。高3がトッププロに勝つとか改めておかしすぎる。

実は18歳でATPのタイトルを取ったのはナダルよりも早く、松岡修造に次ぐ日本人男子二人目の快挙。

他にも当時4位だったダビド・フェレールに全米オープンでフルセットの末に勝つなど、一気に世界にその名を轟かせましたね。

 

たつし
たつし
僕も小学校2年生だったのですが、錦織とフェレールの試合は生で見ていました。
彼のアグレッシブなストロークと勝ったことの衝撃は今でも覚えています

プレースタイルはベースライナー

彼のプレースタイルはベースライナー。

 

  1. オールラウンダー
  2. ベースライナー
  3. カウンターパンチャー
  4. サーブ&ボレーヤー、、、、

などなどテニスではプレースタイルが存在しますが、錦織はストロークの火力が特徴的。

 

基本的にはベースライン付近でラリーをして試合を進めるスタイルですね。

※実際現代テニスではストロークが基本ですので、プロアマ関係なく9割以上の選手がベースライナーに当てはまります

ベースライナーでもオールラウンダーに近い

しかし近年は肘の負担や年齢から、ショートポイントで完結させるためネットプレーをすることが格段に増えています。

 

別に錦織はボレーが苦手という事はなく、試合でもサーブ&ボレーやネットプレーに積極的ですので試合を見ていると

「オールラウンダーに近づいてきたかなぁ」

という印象を受けますね。

 

▼合わせて読みたい

テニスのプレースタイル一覧と解説。現代はストロークが大半です

錦織圭の強さと武器

錦織圭

 

上記のツイートにもある通り、錦織の強みと武器は以下の3つ。

✔錦織圭の強さと武器

  1. ポテンシャルの高さ
  2. ボールのタッチセンス
  3. バックハンドの面の合わせ方

 

1つずつ深掘りして解説しますね。

ポテンシャルの高さ

まず1つ目の強みがポテンシャルの高さ。

  • ストローク
  • ネットプレー
  • 難しいボールの処理、、、、

特にこれと言って下手くそな部分が見当たらないんですよね(唯一かけているのがサーブ)。

 

ストロークの威力は十分だし、ボレーやスライスなど試合で勝ちあがるだけの技術力は十分。

しかしテニスの試合ではこれらの技術を試合でどう使うかが難しい所でして、そのあたりも後ほど解説しようかと。

フェデラー・ディミトロフ・キリオスも同タイプ

色々テニスプレイヤーにもタイプがいますが、僕個人として錦織は

  • フェデラー
  • ディミトロフ
  • キリオス

これらのいわゆる「天才型」のテニスプレイヤーと似ているのかなぁと予想しています。

 

彼らの試合運びとラリーを見ていると、良くも悪くも難しい事をしている場面がちょくちょくあるんですよね。

例えばフェデラーが分かりやすくて

「え、そこからその難しい球打つ!?」

と驚かされる事が良くあります。例えば急に片手バックのきわどいエース狙いの球とか。

 

他のプレイヤーには出来ない事が出来てしまう故に差別化ができていて、プレーに華もあったりします。

たつし
たつし
実は錦織本人も自分自身を「決めたがり」とか「相手のミスじゃなくてエースを取らないと嬉しくない」なんて言ったりしています。
この辺りで彼らの性格が出ているのかもしれませんね

バックハンドの面の合わせ方

そして2つ目がバックハンドについて。

彼の両手バックが一級品なのは周知の事実ですが、特に錦織は面の合わせ方が上手いなと感じています。

もちろんバックの一撃ダウンザラインも強み。

しかし彼の特徴的な武器はバックのライジングショットですね。バック側に強打されても下がらずにライジングでキャッチし、そのテンポを保ってラリーできるのはかなり難易度が高い。

それでもってバックハンドはフォアに比べ一貫して安定しているので、そうそう崩れません。

 

バックハンドのショートクロスやアングルショットもお手の物。他のプレイヤーには無い強さです。

錦織の両手バックハンドはかなり参考になる

錦織のバックハンド

 

錦織のバックハンドのフォームはかなり参考になります。

 

というのも

  • テイクバックがコンパクト
  • ボールをよりフラットに当てられる
  • ボールを潰して操作できるようになる

これらのメリットが得られるから。

 

実は僕も彼の両手バックを昔参考にしまして、そこから僕は両手バックはかなり得意に。

試合中でもバックは絶対安定するというくらい自信が付きました。

 

ちなみに両手バックハンドでお悩みの方は下記の記事で悩みを解決しています。

▼合わせて読みたい

【進化】両手バックハンドが大好きな僕が教えるコツと上達方法

【テニス】両手バックハンドのグリップを動画&画像で解説【ボールが潰れる】

ボールのタッチセンス

そして3つ目はボールのタッチセンス。これはナダルやジョコビッチには無い天才的なものを感じます。

例えば

  • アングルのショートクロス
  • ファーストボレー&ドロップボレー
  • ドロップショットなど繊細なショット

彼はこれらのショットで、ちょくちょく会場が盛り上がるようなシャレオツショットを決めますよね。

 

ボールのタッチセンスも相重なってハイレベルなプレーを可能にしています。

実はボレーも上手い

Embed from Getty Images

 

錦織はストロークでその他が埋もれがちですが、ボレーも結構上手い。

実は彼2006年の全米オープンジュニアで日本人初のダブルス優勝を果たしています。

 

その他2012年のロンドンオリンピックで、添田&錦織VSフェデラー&ワウリンカのガチペアとフルセットの好勝負をしていますし。

たつし
たつし
錦織は別にストロークだけでなくてネットプレーもできちゃうのが強い

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【【【 】】】

錦織圭の弱点

Kei Nishikori returns the ball to Felix Auger-Aliassime in the first round of the ABN AMRO World Tennis Tournament in Rotterdam on Monday. | AFP-JIJI

 

僕なりに彼の弱点を分析してみました。

✔錦織圭の弱さ

  1. メンタル
  2. 1stサーブ
  3. 試合展開とゲームメイク

 

こちらも1つずつ深掘りしますね。

メンタル

1回戦は20歳の強打の新星、この日は22歳の全くミスをしない若手と、男子テニスが期待する次世代のスター候補を退けた。「もう少しメンタルが染みついてくれば、トップ10に入れる」。高らかに、トップ10への復帰を宣言だ。

引用:https://sportsbull.jp/p/963461/

 
 

まず1つ目がメンタル。

もちろん彼のメンタルは昔よりもかなり改善されたものの、ぶっちゃけまだ波が見られます。

特にミスをした後の感情の出し方。

フルで試合を見ていると、重大なポイントならまだしも普通のミスでも「あー!」とか声に出す場面が多いんですよ。

もちろん怒りを感じたり、自分のプレーに不満を持つのも当たり前。しかし試合中にそれが続けば流れがネガティブになり、プレーが消極的になってしまいます。

 

先ほどのコメントにもある通り、この辺りは本人も分かっているみたいです。

▼合わせて読みたい

【3つある】テニスの試合をライブ中継で見る方法を解説します【テレビ&スマホOK】

ミスした後の切り替え方

個人的には声に出すことを抑えて「次にどうするか」を常に考えるのが僕たちにもオススメかと。

そこで下記の記事では心理療法の「マインドフルネス」という手法をテニスで応用して、試合中怒りをコントロールする方法を紹介しています。

 

たつし
たつし
自分は高2の頃から心理学の知識や本を読むことにハマっていまして、テニスでも使えるのでぜひ参考にしてください

▼合わせて読みたい

テニスの試合でイライラするのは当たり前。どうせなので味方にしましょう

1stサーブ

錦織のサーブ

 

2つ目はサーブについて。一般論としてはサーブが弱点と言われていますが、この点をもう少し深掘りします。

結論から申し上げますと、特に1stがプロの中でもかなり悪いです。以下の画像をご覧ください。

錦織の分析

 

横軸がどれだけ1stサーブが返球されなかったか、横軸が2ndサーブがどれだけ返球されなかったかのグラフ。

灰色が平均値でして、右上に行けば行くほど良いという事になりますね。

一見2ndでバコられる印象が強いものの、実際はそうではありません。

2ndの非返球率は平均よりも若干上ですが、問題は1stサーブの非返球率。かなり平均よりも左であることが分かります。

基本的に1stサーブは必ず一度は打てますので、機会は2ndよりもかなり多い。エースとまではいかなくても、コースや攻められない1stサーブの率を上げるとかなりキープできるようになるかと。

ぶっちゃけ威力を大幅に上げるのは無理

ぶっちゃけ、よほどサーブの威力やスピードを上げるのは年齢や身長的に不可能でしょう。

そうではなくてコースや1stサーブの率を増やして、彼の強みであるラリー戦に持ち込むべき。(でもちょっとサーブの写真を見る限り手首が無理に下に向きすぎている気が、、、、)

 

西岡も言っていましたが、サーブが武器ではないなら「常にボールが帰ってくる前提でサーブを打つ」意識だと良いかもしれません。

試合展開とゲームメイク

そして何よりここを改善すればタイトルがもっと取れると思っている部分。

 

それは試合展開とゲームメイク力で、彼の欠点は何かと言いますと

「難しい事をしてポイントを取ろうとする」

正にこれにつきます。

 

この点を深堀りしてお話しますね。

ポイントがリスキー

彼の各ショットの威力や技術は先ほど述べた通り一級品。それが決まればおぉ~となるものの、いかんせんリスクが高いのは事実です。

 

彼が調子が悪い時、いきなりサーブからの3球目でダウンザラインの角っこを狙ったり無理に決めようとするんですよ。「そこでそれやる!?」みたいな。

もちろんリスクを取るべき所も存在しますし、テニスでは色々楽しみ方があるので積極的なのは良い事。

しかしもっと楽にポイントを取るパターンを増やしておいて、自分の調子が上がってきたらリスキーな事にチャレンジするでも良いと思います。

 

彼は調子が良い時はかなり強いですが、弱い時ははっきりしていますよね。これはフェデラーも同タイプ。フェデラーも時たま狙いすぎて変なミスしますし。

2014~6あたりはラリーでシンプルに勝てていて安心感がありました。

 

でもなんだか最近はなんだか安心して見れないというか、ヒヤヒヤしながらプレーを見ています。

錦織圭の試合を見ていると色々分かります

 

シンプルに錦織の試合をハイライトだけでなく、ポイント間や表情を見つつ試合を分析すると面白いですよ。

彼の強みや弱さが分かるだけでなく、あなたがプレーヤーなら分析力も身につきます。

 

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僕もWOWOWに加入して10年以上になりますが、ここまでテニスを楽しめるコンテンツはWOWOWが一番ですね。

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