このような疑問を解消します。
- テニスのサーブで足を寄せるか寄せないか→ぶっちゃけ好きな方でOKです
- 足を寄せる派・寄せない派のメリットデメリット
- 特に初級者であれば足を寄せない方から試すのがオススメ
- それよりもしっかり練習して技術を磨いていくのが正解
テニスにおいて重要なショットであるサーブ。
サーブのフォームにも色々ありますが、その中でも議論されるのは「足を寄せるか寄せないか」問題ですね。
そこで今回はサーブのスタンスの違いについて深掘りして解説します。
まず結論から述べまずが、ぶっちゃけ好きな方でOK。
自分の好きな選手のフォームを真似ても良いですし、足を寄せるか寄せないかは感覚で「こっちのが良いな」と思った方で構いません。
ですがいくつかスタンスで違いや特徴もありますので、その点は抑えておくと吉。
ぜひ参考にしてください。
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【【【 】】】Contents
テニスのサーブで足を寄せるか寄せないか→ぶっちゃけ好きな方でOKです
Q:テニスのサーブで足は寄せた方が良いの?それとも寄せない方がよい?
A:自分の好きな方で大丈夫です。
はい、これが答えですね。
正直スタンスの問題はプレイヤーによって合う合わないがありますので、自分でどっちもやってみて好きな方を選べばよいかと思います。
まぁスタンスよりかトスとかスイングとか他の部分で練習する要素も沢山ありますし。
プロでも寄せたり寄せなかったり変える人もいる
実際プロでもサーブの足を寄せるか寄せないかでフォームを変える人もいます。
例えば我らが錦織も昔は足を寄せていましたけど、一時期寄せないフォームでサーブを打っていた時期もありました(結局足を寄せる方に戻したけど)
それくらい感覚的な要素が大きいので、実際に打ってみてしっくりくる方で構いません。
ただそれぞれ違いはあるのでその点は抑えておくべき
めちゃくちゃ変わる!という訳ではないものの、冒頭でも記述したとおりいくつか違いはあります。
もちろん個人の骨格や先天的な部分も関係しますけど、違いを理解しておくのは大事ですね。
これから足を寄せる派・寄せない派のメリットデメリットについて深掘りしていきます。
足を寄せる派・寄せない派のメリットデメリット
それでは足を寄せるタイプと寄せないタイプでのメリットデメリットを紹介していきます。
めちゃくちゃ差がある訳ではありませんが、下記の違いを理解した上で実際に試してみるとなお良いかと。
まずは足を寄せるタイプから。
足を寄せるタイプ
The Rafa Nadal serve 🎾💪🏼 #USOpen pic.twitter.com/b1XAEVLBbt
— Outside the Ball (@outside_theball) August 22, 2018
- 体重移動がしやすく簡単に飛ばせる
- フラット・スライス系のサーブが打ちやすい
- しかしスピン系のサーブが打ちにくい
- 姿勢が崩れやすくトスも乱れやすいのがデメリット
まず足を寄せるタイプですが、最大の特徴は体重移動がしやすい点ですね。
トスアップの際に後ろ足を前足に寄せるので、その体重移動を活かしてボールにエネルギーを伝える事が可能。
そのため比較的スピードが出しやすく、フラット・スライス系のサーブでキレが出しやすいと一般的には言われています。
実際プロでもビッグサーバーはほぼみんな足を寄せるタイプな気が。
サーブに火力を出したい方や、そのまま前への推進力を活かしてサーブ&ボレーをしたい人にもオススメです
前に崩れやすくスピン系サーブの軌道が低くなりがち
ただデメリットはやはり姿勢が崩れて前に倒れやすい点。
前への体重移動を利用するので疲れたりバランスが崩れるとそのままサーブも崩れてしまいます。
またボールに縦回転を掛けるスピンサーブは少し打ちにくいかな。
またキック系のサーブをしっかり打ちたい人にとっては少しコースが甘くなりやすいので、注意が必要です(実際に足を寄せてからスピンサーブのコースが甘くなりやすくなった)
足を寄せないタイプ
This is the best photo format, to realize how outstanding is Roger Federer’s serve.👍 pic.twitter.com/fES1jy3bIc
— Dinora♥RF 🐐 (@norinchi_df) May 19, 2020
- トスも比較的バレにくく隠しやすい
- バランスが取れて安定してサーブが打てる
- フラット・スライス・スピンが打ち分けやすい
- しかし体重移動を使えず速さと火力が出にくい
2点目は足を寄せないタイプ。こっちのタイプはバランスがとりやすいのが特徴です。
と言うのも足を寄せるタイプとは違い、動きもシンプルで両足を使ってバランスが取れるので比較的体勢が安定しやすい。
それに伴ってフラット・スライス・スピンどれも打ち分けやすいのがメリット。特にスピンやキック系のサーブも打ちやすいですね。
体重移動を活かせず火力は出にくい
デメリットは足を寄せる方と比較すると体重移動を活かしにくい点かな。
実際僕もどっちのタイプでも打ったことがありますけど、やはりフラット・スライス系のキレは足を寄せるフォームのが出しやすいですね。
あとシンプルにフラット・スライス・スピンの球種を打ち分けること自体が難しいですし、結構難易度も高い。
「なんかちょっとサーブの速さが出ないな、、、」
なんて人は変えた方が良いかもしれません。
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【【【 】】】特に初級者であれば足を寄せない方から試すのがオススメ
こう思う方もいるでしょう。
そんな方はまず「足を寄せないタイプ」から試すのがオススメ。
というのも足を寄せる方は当然一連のモーションの中に「足を寄せる」という動作が加わります。
その分慣れるまでタイミングも取るのが難しく、複雑になってしまいますのでまずはシンプルに寄せない方から試しましょう。
その上で両方試して
- フラット・スライス系のサーブで火力を出したい・前への推進力を活かしてサーブが打ちたい→足を寄せるタイプへ
- スピン系のサーブでしっかりコースを突きたい・バランスをとって球種を打ち分けたい→足を寄せないタイプへ
こんな感じで変えるのが良いかと。
もちろんここまで明確でなくても「なんかこっちのが打ちやすいわ」でも全然OK。人によって合う合わないがありますので、ぜひ試してみてください。
それよりもしっかり練習して技術を磨いていくのが正解
ここまでサーブのスタンスについて色々と深掘りしてきましたが、ぶっちゃけ違いはあれど練習次第でどうとでもカバーできます。
例えば足を寄せるタイプでも別に練習すればスピンサーブは打てますし、バランスもトレーニングをすれば取れます。
逆に足を寄せないタイプでも練習次第では火力も出せますし、とにかくあまりスタンスに拘り過ぎるのは良くないかな。
それよりも好きな方を選んでトスやらスイングやら、しっかり磨ける部分を磨くのが正解。
もちろんスタンスを変えて急に良くなった人もいるかもですけど、本質的にはその他で意識することはたくさんありますので。
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