このような疑問を解決します。
ULTRA&ULTRA TOURの基本情報 ULTRAの口コミレビュー 実際にULTRA TOURを打った感想とレビュー
錦織も使用するウィルソンのULTRAシリーズ。
そんなULTRAについて、この記事では特徴や打った感想などを徹底的に解説します。
ちなみに先日Twitterではプロスタッフの記事をツイートしたところ、何とウィルソン硬式様に引用リツイートしてもらいました。
ありがとうございます!
皆様、参考にされて下さい!#13代目の原点進化 https://t.co/4dvnMSnu9S— WilsonTennisJapan (@wilsontennisjp) December 26, 2020
結論から申し上げますと、ULTRAの情報はこんな感じです。
今回僕はTOUR95cvと100cvを友達から借りて使用しましたが、ストロークでスピンの効いたボールが打ちやすいなと思いました。
また僕は錦織の前作BURN95cvも過去に使用しておりそれに近い打感を感じましたね。
普通のULTRAはネットプレーに特化したい人、TOURは錦織のようなパワフルなストロークを打ちたい人の機種。
中でも黄金スペックのULTRA100が使いやすく、ストロークで押したいなら錦織も使用するTOUR95cvをオススメします。
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【【【 】】】Contents
【ウィルソン】ULTRA&ULTRA TOURの基本情報
▼ULTRAのスペック
ウエイト | パターン | バランス | フレーム厚 | 長さ | |
100 | 300g | 16×19 | 320mm | 23-26mm | 27.00 |
100s | 300g | 18×16 | 320mm | 23-26mm | 27.00 |
100l | 280g | 16×19 | 320mm | 23-26mm | 27.00 |
100UL | 260g | 16×19 | 330mm | 23-26mm | 27.00 |
通常のULTRAシリーズのスペックはこんな感じですね。特にULTRA100は黄金スペックでかなり使いやすいです。
▼ULTRA TOURのスペック
ウエイト | パターン | バランス | フレーム厚 | 長さ | |
95cv | 309g | 16×20 | 325mm | 22mm | 27.25 |
95jp cv | 289g | 18×20 | 340mm | 22mm | 27.25 |
100cv | 293g | 16×20 | 330mm | 22mm | 27.25 |
続いてULTRA TOUR。
こちらは元々錦織が使用していたBURN95cvの後継モデルで、衝撃を吸収するCV(カウンターヴェイル)が搭載されています。
なんでも錦織は「ボールを打った後の弾みが欲しい」など色々とウィルソンに要望を出したところ
「だったらBURNじゃなくてCRASH ZONEが入ってるULTRAでいいんじゃ?」
という事で変更したらしい。
スペックは錦織らしくトップヘビー且つ16×20パターン。このストリングパターンはBURNの前作であるSTEAMから踏襲されています(実は僕も2012年のSTEAMを使ってました)。
CRUSH ZONEでよりたわむように
ULTRAの特徴がフレームの下方についている「CRUSH ZONE」。
ULTRAではこのおかげでよりボールをたわませることが出来るんです。
BLADEやCLUSHはそもそもラケットが柔らかくしなるのが特徴でした(逆にラケットがしなると安定せずコントロールがしにくいのがデメリット)。
しかしこのULTRAはラケット自体は硬くコントロールしやすいのに、ストリング自体がたわんで気持ちの良い打球が打てます。
またクラッシュゾーンのおかげで100インチのラケットでも103インチのラケットと同じくらいたわむそう。
つまり面が小さくてもデカラケと同じような打感を味わえるんですね。
錦織が使用するのはULTRA TOUR 95
そんなULTRAの中で錦織が使用するのは「ULTRA TOUR 95cv」。
スペックは基本的にsteam時代から変わらずトップヘビーの95インチですね。
ウィルソンの道場さんもおっしゃっていましたが
「圭は95から離れられないからね(笑)」
と彼はずっと95インチと小さめなラケットを使用してきました。
彼が色々試打をした所打感は100cvの方が好きではあるものの振り抜きが良くなかったらしく、何とか95インチを維持したいとのこと。
それで先ほど紹介したクラッシュゾーンが開発され、95インチのラケットでも98インチ相当のラケットと同じだけのスイートスポットでプレー出来るわけです。
ただし一般的な観点からすると結構ハードスペック。309gで95インチ、かつバランスポイントが325㎜でトップヘビーなので万人受けはしないかな、、、
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2022年にULTRAv4.0が販売
追記ですが、2022年9月にWilsonからULTRAv4.0が販売されることになりました。
こちらは前作のv2.0・3.0とは外見も中身も結構変わっているみたい。
以下の記事で深掘りしているのでぜひ参考にしてください▼
【テニス】Wilson ULTRAv4.0 2022 の新情報。変更点やスペックは?【ラケット】
ULTRAの口コミレビュー
実際に既に出回っているULTRAシリーズですが、一体使用者や口コミ的にはどんな評価なのでしょうか。
見ていきましょう。
【#ウルトラ100 2020】
相手の弾質が良いと途端にブレやすくなるウルトラのチープさが改善された2020モデルぐわっと撓み、ぐーんと伸びる特徴を活かし厚く当てて前に振る最近主流のスイングタイプに合いそう
僕個人的にも好感触だがアルパワーよりも硬いガット張りたくなった🤔
非常に良き!! pic.twitter.com/XI6A9znvSD
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@racket_labo) June 16, 2020
ウィルソン ultra tour 95cv
使用2日目
大分、95サイズのフェースに慣れてきた😊
ストロークの威力も増した気がするし、かなり良い感じ!
振れば振るだけ威力が出るし、スピンも程良くかかる
なんか、病み付きになるラケットだわオーバースペックかと思ったけど、意外と相性よいかも😁 pic.twitter.com/jtm9X7gqa0
— 雑草魂テニスマン💪 (@gekokujyo_soul) December 27, 2020
深夜のシングルス #修行 なう🎾
Ultra tour 95CV JP
自粛明けで一番フィジカルキツイレッスンだった。
この歳でスペインドリルとかやっちゃダメだってwww
初めてコートで寝た(倒れた😅
95CVだったら重くて後半振り切れなかったな🤣#PlayTennisAgain#Wilson#luxilon#アルパワー史上最強説 pic.twitter.com/HnzCyDDXEy— Teru Yoshikoshi🌤️ (@teru4454) June 29, 2020
第一印象は、
癖がなく、どのショットも安定して打てるので、幅広い人にマッチする良いラケットだと思いました特に感じたのは、
100sqインチにしては、振り抜きが良く面がぶれることなくヘッドがよく走る点それと、ボールがグッと乗る感じが強く球離れが遅い点です
打感は、とにかく柔らかいです
— AN (@wstrvran) May 17, 2020
ULTRA 100Sの個人的な総合評価です。
ストロークはSラケでもあるのでスピン、スライス共に◯。CLASH100Sより飛ぶ分コントロールは△。ボレー、サーブはパワー・打感も◎。ドロップショットはCLASH100Sの方が打ちやすかったかな。少し軽いULTRA 100Sがあれば良いなと思いました。#ULTRAできる#PR pic.twitter.com/mJqjAB1Dtn— falcos (@falcosai) June 30, 2020
口コミ評価を調べて見た所、圧倒的に100または95cvを使用している人が多かったですね。
やはり黄金スペックと錦織効果もあるのでしょうか。
そこで目立った意見としては100は使いやすいという事。
ネットプレーがしやすいとは言うものの、ボレーはもちろんストロークやサーブも思うように飛んでくれると言う人が多かったです。
逆に95cvではラリーで負けないくらいパワーが出るとの感想が。
しかし309g且つトップヘビーという意外にもハードスペックなため、中高年の方や女性が使用するとちょっとキツイかも。
普段から筋トレをしていたりトップヘビーの重いラケットを使用していないとしんどそうです。
▼ULTRAはこちら
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【【【 】】】実際にULTRA95cvと100cvを打った感想とレビュー
それでは実際に95cvと100cvをインプレ!
部活の後輩が一人95cvを、友達が100cvを使っていたので貸してもらいました。
そこで思った感想は以下の3つです。
- ちゃんと打てば威力のあるストロークが打てる
- トップヘビーなので振れる人には振れる
- 95よりも100の方が簡単だったけど振り抜きが良くなかった
これらについてそれぞれ深掘りしてお話しますね。
ちゃんと打てば威力のあるストロークが打てる
まず初めに打った感想は相手に打ち負けない、威力のあるストロークが打てると思いました。これは100も95もどちらもです。
しかしちゃんとボールを潰せた場合のみ。
このラケットは振れば振るほど威力が出るラケットですので、チャリチャリでこすっただけのシコラーでは良さが引き出せません。
素早いフットワークでミートポイントまで合わせたらかなり強力なショットが打てる一方
「誰もが使えるラケットではない」
このように思います。
逆にしっかり振り切れば勝手にスピンもかかりますしラケットがたわむので気持ち良い打球感が味わえますよ。
BURN95cvにかなり近い
先ほども紹介したように実は僕、ULTRA95cvの過去モデルであるBURN95cvとSTEAMを使用していました。
スペックがほぼ同じのラケットを何年もの間使用してきたので、かなりULTRA95cvはこれらのラケットに近しいものを感じました。
特に打感。BURN95cvとULTRA95cvは硬さも打球感もかなり似ています。
しかし若干ULTRAの方が飛びが抑えられている印象。ボールを潰した時の伸びもULTRAの方がありました。
ちなみにBURNも新作が出るようですので、こちらの記事も参考に。
▼合わせて読みたい
トップヘビーなので振れる人には振れる
自分は過去に309g且つトップヘビーのラケットを何年も使用してきたので慣れています。
95cv100cvは振れる人には振れる、でもあまりトップヘビーのラケットを使ったことが無いと始めはしんどいと思います。
ULTRAの評判では後半疲れてくるという人もいましたし。
ウィルソン道場さんもULTRAの紹介動画で
「ULTRA TOURはとにかくぶっ飛ばす勢いで、向こうのフェンスにぶつける勢いで振ってほしい」
とおっしゃっていました。
提案:女性や筋力があまりない人だとJPの方が良いかも
「いきなり309g且つトップヘビーを使うのはしんどい、、、でも錦織君のラケットを使いたい!」
なんて方もいるでしょう。
そんな方はJPがオススメ。289gと軽量ですがしっかりパワーが出るスペックです。
日本限定での販売となりますので、気になる方はお早めに。
95よりも100の方が簡単だったけど振り抜きが良くなかった
最後に95と100cvの比較ですが、100の方が万人受けはするかなと思います。
が、自分もずっと95を使用してきただけあって振り抜きは良くないなと感じちゃいました。
これは完全に僕が偏ったラケットを使いすぎたのもありますけど、なんだか100の方が飛ぶものの打感が曇る印象がありますね。
一般的な観点から言えば95cvよりも100の方が使いやすくストロークも威力が出るのでオススメできます。
しかし自分も95に囚われているからか、やはりULTRA95cvの方がハッキリとした打感を感じられました。100cvよりもかなり好きです。
ウィルソンのULTRAまとめ
ULTRA、ULTRATOURはともにv3.0に進化。
それぞれクラッシュゾーンが大きくなったり、PWSが内蔵されたり色々と機能が向上しています。
特に錦織も使用するTOURでしっかり振り切れば、その分力強いストロークが打て相手を圧倒することが可能。
- 全体的にオールラウンドなラケットを選びたい→ULTRA100
- ストロークでガンガン押していきたい→ULTRA TOUR95cv、重ければ100cvまたjpシリーズ
ぜひ参考にしてください。
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