こんな悩みを解決します。
「テニスの試合で緊張しちゃう、、、」
誰もがテニスの試合のみならず、スピーチや重大な時に経験する「緊張」。
テニスプレイヤーの誰もが一度は緊張をどうにかして和らげたい!と思ったことがあるでしょう。
そこでこの記事ではテニスの試合で緊張をどうすればよいか、テニス&心理学の本を知識を発信している僕がサポートします。
ぶっちゃけ出オチですが完全にテニスの試合において緊張をなくすのは不可能。
緊張を敵としてみるのではなく、味方にする方法を覚える必要があります。
そこで今回は科学的にも効果が実証されている内容をテニスに応用して、皆様に共有したいと思います。
どれも実践的かつ簡単な内容ですのでぜひ参考にしてください。
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【【【 】】】Contents
悲報:テニスの試合ではだれでも緊張します
冒頭でも述べた通り、テニスの試合では基本誰でも緊張します。
知れた人との試合や十分練習してから試合する場合は別ですが、
- 初見の相手
- 他人に見られている
- 自分が普段使わないコート
試合でこんな状況が多いですよね。
人間が緊張する要因が色々あるため、緊張をしないなんて事がそもそも無理に近いでしょう。
今まで試合で緊張しないなんて事、ありましたか?
「テニスは最高だ。常に緊張感に溢れている。勝とうが負けようが、僕はずっとこのスポーツと関わっていくと決めたんだ」
フェデラーの名言集より
「テニスの試合で緊張しない方法!」
「とにかくリラックス!」
このようなアドバイスや方法を誰もが一度は聞いたことがあるかと。
テニスの試合で緊張することでお悩みのあなたなら、色々ググったりYouTubeの動画を既に見ているかもしれませんね。
ですが皆さん、これまでテニスの試合で緊張しないなんて事ありましたか?
恐らく回答はNOのはず。
テニスの試合において少なからず緊張反応は起こっていたと思います。
緊張は人間にとって至極当たり前の反応
一度は保健体育・生物の分野で習ったことがあるかもしれませんが、そもそも緊張とは人間の先祖が生き抜くために必須な機能でした。
旧石器時代に何か後ろでガサッ!と物音がしたり、巨大な獲物に立ち向かうときに「闘争・逃走反応」と呼ばれる緊張と近しい反応が体に出ます。 急に何かに襲われた際に逃げれるように、相手を倒せるようエネルギーを体が供給。 もし後ろに敵がいたとしてボーっとしていたら自分が死んでしまいますよね。このように「緊張」は僕らの生存戦略として必要なプロセスだったわけです。
もちろん人や状況によっては全く緊張しない!なんて人もいるでしょう。
しかし、誰もが多少なりとも一日の中で緊張やストレス反応を感じるはずです。
そもそもテニスの試合で緊張は敵なのか
そもそも緊張は僕たちにとって敵なのでしょうか?
結論から申し上げますと100%緊張が悪というわけではありません。これはもう知っている方も多いかもしれませんね。
緊張は先ほども申し上げたように人間が生き延びるために必要だったプロセス。
もちろん現代では狩りだとか動物に襲われる事こそなくなりましたが、体が動く準備をしてくれているので僕らもテニスで利用したほうが得です。
程よい緊張だと一番パフォーマンスが良くなる
こちらのグラフはヤーキーズ・ドットソンの法則を表すもの。
端的に法則を説明すると
「程よくストレスや動機付けをした方がパフォーマンスは上がる」
という法則です。
「程よい緊張が大事」という言葉を聞いた事があるかもしれませんが、まさにそれです。 「今日の試合どーでもいーやー」 みたく全く緊張しないと体が動く準備をしてくれません。かといって 「今日の試合で負けたらもうテニスをやめるんだ、、、、、」 このように過度な動機付けをするとパフォーマンスが下がっちゃうわけですね。
緊張=味方というマインドセットが重要です
ここで言う「程よい緊張」がとても難しい観点ではありますが、重要なのは
「緊張も考え方次第では味方になるんだ」
というマインドセット。
緊張は自分のパフォーマンスを最大化してくれる味方であると認識したほうが良さげです。
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【【【 】】】テニスの試合で緊張を飼いならす方法
今まで緊張の基本的な概念を説明してきましたが、これからはテニスの試合で実践的に使えるテクニックを紹介しようかと。
もちろんテニス以外でも使えますので、ぜひ参考にしてください。
それでは見ていきましょう。
リフレーミング
緊張を自分の味方にする際に役立つのが「リフレーミング」。
いわば「ある概念を枠付けしなおす」という作業になりますね。
リフレーミングにはストレスレベルを下げ、かつ時間間隔を伸ばしパフォーマンスを上げる効果があります。
具体例でいえばこんな感じ。 何か物事をネガティブにとらえるのではなく、別の枠組みで捉え治すという考え方です。
※ちなみにあくまでもポジティブ思考ではなく物事を別の考えで捉える方法です。ポジティブ思考は短期的には良い効果をもたらすと分かっていますが、長期的には想像しただけで成功したと勘違いし、行動力を下げるなどいくつか悪い効果があることが分かっています
ワクワクしてきたと言うだけで成績UP?
面白いハーバード大学の実験がございまして、被験者に
「緊張したらワクワクしてきた!と叫んでください」
と説明をした実験がございます。
被験者は学生で、直前にテストや人前でのスピーチやカラオケをするよう設定されていました。いわば緊張や不安を感じやすい状況を作ったわけです。
そこで結果はどうなったかと言いますと、面白い事にカラオケやスピードの評価が平均17%上がり、数学のテストは22%も上がったんですね。
テニスの試合では
テニスの試合でどうするか具体的な方法を説明します。
- 緊張してきたらワクワクしてきた!とリフレーミング
- 試合には既に勝っており、今回はその勝ちを保てるかどうかの試合
- 実際に直前のドキドキはフットワークを良くしてくれるための働きなんだ!
こんなところですかね。
これなら今すぐにでも緊張したら使えると思います。
テニスの試合の序盤でリスクを取り過ぎないのが重要です
ちょっと本題からずれて申し訳ないのですが、序盤からリスクが高い事をするのはあまりオススメしません。
いくら程よい緊張でパフォーマンスが良くなっているとはいえ、体の方はそんなに動いてないですからね。
- クロスラリーを中心に相手を観察
- いきなり弾道の低い攻撃的な球は打たない
- リスクの低いセンターにボールを集めて感覚をつかむ
この辺りの試合構築は僕も苦手なのですが、試合運びで非常に重要です。
よくフェデラーおじさんはしょっぱなからハイレベルなことをしていますけど、技術力が半端ないので参考にしない方が良いでしょう。
あまりにリスクを取りすぎてミスると
「緊張しているせいでこんなミスするんだ!」
と脳が錯覚してしまい、沼にハマっていきますので要注意です。
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【【【 】】】テニスの試合を観察して「試合慣れ」しておきましょう
最後に重要なのが「試合慣れ」。
これは自分が試合に出場するのもそうですし、事前に色々な試合を見ておくのもそうです。
やはり人間は慣れ親しんだものが好きでして、あまりにも試合数が少ないと過度な緊張の要因になります。
それに、ある程度プロの試合を楽しみながらでも見ておくと頭の中に試合のイメージができますよね。
「もしも自分がこのプレーヤーだったら?どういった展開をするだろう?」
あ、こういった攻め方や展開もアリだなと自分の引き出しも格段に増やせるので、テニスの試合は見ておくことをオススメします。
特にテニスの試合は基本的にWOWOWで見れますし、今現在僕も10年以上加入しています。(ちなみにWOWOWは初月無料)
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