【確殺】テニスの試合でのシコラー対策のカギは「前後の浅さ」です【戦略】

テニスノウハウ
シコラーに勝てない人
シコラーに勝てない人
シコラーに勝てないんだけどほんとにウザすぎる。どうやって対策すればいいの?

このような悩みを解消します。

✔記事の内容
  • そもそもテニスにおいてシコラーとはどんなプレーヤーなのか
  • シコラー対策のカギは「前後の浅さ」にある
  • 【丸パクリOK】テニスの試合でシコラーを確殺する具体的な方法
  • プロのシコラーだとメドベージェフが代表的

 

たつし
たつし
どうも、テニス好きブロガーのたつし(@tatsushi.k)と申します

 

「シコラーに勝てない、、、、」

 

テニスにおいてひたすら深いボールを返し続け、ミスを誘い嫌なプレーをするシコラー。

恐らくこの記事を見ている人はシコラーに対して苦手意識があり、どのように勝てばよいか分からないという悩みをお抱えでしょう。

 

ですが安心してください。この記事では確実にシコラーに勝てる対策方法やシコラーの特徴を解説しています。

✔権威性

  • 小学校1年生から習い事としてテニスを開始
  • テニスや健康で役立つ知識を「たつじんblog」で発信中
  • 中学から本格的にクラブに入り始め10年以上テニスを継続
  • 高校大学はテニス部に入り、現在もテニスプレーヤーとして日々努力する

 

先に結論を述べるとシコラー対策のカギは「前後の浅さ」です。

これは他の指導者やテニス系YouTuberも言っている事ですが、シコラーを少し前に出してから展開する必要があります。

 

僕も大学テニスで結構シコラーに当たりましたが、前後を利用すると結構簡単にポイントが取れて正に目から鱗。

ぜひ皆さんもシコラーを倒せるよう参考にしてください。

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そもそもテニスにおいてシコラーとはどんなプレーヤーなのか

man in orange shirt and black shorts holding black and white tennis racket

 

テニスにおいてスピンを故意にかけボールを入れるプレーを「シコる」と呼ぶ部分から、自分からはリスクを負った球を打たずに延々とボールを返し続けるプレーヤーを「シコラー」と言います。

 

まず対策うんぬんの前にそもそもシコラーってどんな特徴があって、どんな強み弱みがあるのか知る事が勝つ上でマスト。

シコラーの得意不得意を前提知識として知っておかないと対策できませんからね。

シコラーの強み:基本に忠実

まずシコラーの強みはなんといっても「基本に忠実」であること。

自分からは基本ハードヒットはせず、深い所に返して相手に無理をさせてポイントをとるスタイルなのでそんなにミスをしません。

シコラーの狙いとしてはとにかく基本に忠実なプレーをして相手を焦らせること。

「あ、相手ミスしないからこっちから決めなきゃ、、、」

このように焦らせてミスさせることがシコラーの狙い。もちろんこっちから攻める必要はあるモノの、焦って自爆する事は禁物です。

左右の動きに強い

シコラーは返し続ける事に長けており、左右に振られることでリズムを作る選手が多いです。

特に強いシコラーになるとどれだけオープンコートに振ってもボールが返ってきますからね。

 

また彼らも左右に振られて返す練習を人一倍しているはず。ベースライン際の動きにシコラーは得意であると言われています。

シコラーの弱み:決め手に欠ける

逆にシコラーの弱みはなんといっても「決め手に欠ける」という点。

自分から一撃で決めれるショットや前に詰める技術があるのであれば、シコラーにはなっていませんからね。

 

自分から攻められない・前の動きが苦手だからこそシコラーのプレースタイルを取っていると捉えても構いません。

ボレーやチャンスボールなど器用な事が出来ない

意外とシコラーはボレーであったりチャンスボールだったり器用な事が出来ない傾向にあります。

もちろんプロレベルになると違いますが、特にアマチュアや学生だと意外にフォームが汚かったりアプローチショットが下手だったりするんですね。

特にストロークテニスが主流な学生テニスだと結構シコラーっているんですよね。なんかこう、普通のプレーヤーと変わってフォームも独特な。

自分も何度か対戦しましたし試合会場で見てきましたが、やはり全員前の動きが苦手で不器用な人ばかりでした。Youtubeで草トーの動画でシコラーの人を見ていても、お世辞にも技術的には上手いとは言えないレベル。

それ故シコラーは自分の技量を知っているからこそ無理しないテニスをするんだと思いました。

 

たつし
たつし
ぶっちゃけテニスの試合では「上手い」と「強い」はまったくもって別ですからね。シコラーが勝ち上がるのは上手くはないけれど泥臭くて強いからなんだと思います

シコラー対策のカギは「前後の浅さ」にある

 

そして本題へ。先ほど述べたようにシコラー対策には「前後の浅さ」を使いましょう。

 

というのもシコラーはベースライン際の動きとストロークは安定しているものの、比較的後ろにポジションを取っていたり前の動きが苦手であるためです。

  1. 低いスライス
  2. ドロップショット
  3. アングルのショートクロス、、、

これらの球を使って前に展開する・もしくは相手を前におびき出すことが本質的なシコラー対策に繋がるんですね。

シコラーを倒すには自分が前に出て決める技術が必須

ボレーやスマッシュが苦手な人
ボレーやスマッシュが苦手な人
え、前に出ろって言ったって俺ボレーとかスマッシュ苦手なんだけど、、、

シコラーを確殺するなら間違いなくボレーやスマッシュなど、アグレッシブに自分から前に出て決める技術は必須。苦手な方は練習して身につけましょう。

 

というのも先程述べたシコラーの強み弱みから考えると分かるのですが、彼らは後ろでしつこくラリーすることでリズムを作りたいからです。

シコラー:「後ろでしつこくラリーしてミスをさせたい」「できれば前に出たくない」

こんなシコラーに対してわざわざロングラリーを終始付き合う必要はありません。それこそ相手の思うつぼ。

逆に前への圧をかけ続けたり、シコラーを前におびき出すと意外にミスしてくれたりもします。

 

たつし
たつし
団体戦のシングルで相手が格上のスピン系シコラーと当たりましたが、スライスで低い所に延々と集めて相手のフォアハンドを壊して勝った経験があります

一撃でエースを取る必要はない

ぶっちゃけシコラーとの試合で正直一撃で決めるエースは必要ありません。

もちろん試合中盤以降体があったまってきて、たまにハードヒットする分には構いませんがリスクも高いですからね。

 

それで自爆して自分の調子が下がってシコラーに延々とシコられると詰み。ハードヒットした後に前に詰める意識を持った方が良さげです。

たつし
たつし
特に僕はバックのアングルで低い所を狙って、スライスの構えになった瞬間スニークイン(さっと前に詰める事)するパターンが多いかな。

ミスは試合中絶対するので気にするべからず

またテニスの試合でのミスは付き物。

特にシコラーとの試合では前に詰める場面が増えると思いますが、そこでミスをしても気にしないでOKです。

 

もちろんボレーやスマッシュ、フットワークなどの練習をして「ミスをする確率をできるだけ下げる」事は重要ですが、予想外の出来事も試合では起こります。

一度パッシングで抜かれたり、スマッシュミスをしたからと言って消極的になる必要はありません。

シコラーとの試合は前への圧をかけ続ける事が大事。ですが普段の練習から前に出てポイントを取るパターンを練習しておいた方が良さげです。

 

ちなみにテニスの試合でミスしてイラつくのは凄い勿体ないので、上手く切り替えるメンタルも必須です

▼合わせて読みたい

>>テニスの試合でイライラするのは当たり前。どうせなので味方にしましょう

>>【理論】テニスのシングルスで勝つための戦術。試合を見てインプットしましょう

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【丸パクリOK】テニスの試合でシコラーを確殺する具体的な方法

depth of field photography of man playing chess

 

✔シコラーを倒す3ステップ

  1. まずラリーに付き合う
  2. ドロップやアングルで浅さを有効活用
  3. 攻撃の起点として強打も混ぜる

 

具体的にはこの3ステップ。1つずつ深掘りして解説します。

まずラリーに付き合う

まずはシコラーと言えども、しっかりラリーに付き合ってください。

 

というのも

  • 自分の体を温めるため
  • 相手がどんなプレーヤーか分析するため

このような理由があります。

 

もちろん試合全体を見たときに、シコラーお得意のロングラリーには付き合う必要はありません。

しかし立ち上がりは自分の体も温まっておらず、その状態で色々仕掛けてもミスをして悪い流れになりますからね。

また相手がどんなプレーヤーで何が得意か苦手か判別する必要があります。

 

シコラーといえども

  • スピン系
  • 全てスライス
  • 低弾道なフラット系のボール、、、

などなどいろんなタイプがいますからね。中にはパッシングが上手いシコラーとか強打を混ぜてくるシコラーもいます。

 

相手を分析しつつ、自分の体を温めてから前後の浅さを使うなり色々と仕掛けていきましょう。

最初の3ゲームは堅く進める

シコラーに限ったことではないですが、特に始めの3ゲームは堅く進めるのが理想。

いきなりギアを上げずに基本のクロスラリーから始めて、しっかりスイングしていくと吉かと。

 

特に立ち上がりは緊張しているので、自分の得意球を使うのがオススメです。

ドロップやアングルで浅さを有効活用

そして2つ目には冒頭から何度もお伝えしている「前後の浅さ」を有効活用します。

基本的にシコラーはベースライン際かそれより少し後ろに張り付いている場合が多いので、サービスラインくらいの浅さに打って前に動かすのがポイント。

 

具体的には

  • 低いスライスアプローチを打って前に詰める
  • ドロップショットを打ってネット前に出させる
  • ショートクロスへのアングルを打って広めのオープンコートを作る

こんなショットを所々混ぜるのがオススメ。やはりシコラーのリズムを崩すにはラリーを中断させるのが肝です。

普通に構えて死んだ球を打つのが意外に有効

個人的にオススメな球は「普通に打つと見せかけて、ゆっくりスイングして打つ死んだ球」です。

まぁショートラリーで打つような球ですね。というのも試合中盤~後半になるにつれドロップショットってバレるんですよ。

 

特に3セットマッチともなると途中から読まれますし、ドロップショットは消極的になりがちなデメリットもあります。

このショットはあんまり使う人もいませんので、読まれずにシコラーとかベースライナーには結構効きますよ。

攻撃の起点として強打も混ぜる

そして3つ目は体が温まった中盤以降で強打も混ぜましょう。

というのもやはりただドロップショットを打っていたり、アングルばかり打っていても元気が出ませんし相手に圧もかかりません。

 

そこでここぞ!と言うときには少し前に入ってハードヒットするのがオススメです。

シコラーはありがたい事に比較的同じ球を打ってきてくれるので

  1. まずシンプルにクロスラリー
  2. 少し甘い球が来るまでコースを変えずラリーに付き合う
  3. 甘い球が来たらオープンコートにハードヒット

こんな流れで攻めの起点を作りやすいんですね。

 

もちろんハードヒット1球で決める必要は無く、どんどんその後も前に詰めていけばOK。

リスクも伴いますが、シコラーにしっかり勝ち切るなら攻める技術は必須です。

チェンジオブペースを利用

テニスではラリーのテンポを変えて相手を崩すことを「チェンジオブペース」と言います。

特にシコラー相手だとこのチェンジオブペースが重要でして、と言うのもシコラーは先程述べたようにテンポがあまり変わりません。

 

それ故

  • ハードヒット
  • ドロップショット
  • 浅めのスライス、、、

などなどこっちからテンポを変える必要があります。

 

普段からあまりラリーのテンポを変えない人は、シコラー対策としてテンポを変える練習もしておきましょう。

プロのシコラーだとメドベージェフが代表的

 

ぶっちゃけプロレベルになるとシコラー的なプレーも使い分けられると思いますが、代表例としてはメドベージェフが当てはまります。

 

知らない人のために軽く解説しておくと、

  • 前のボレーや動きは下手
  • 身長196㎝とサーブも強い
  • 低いボールで延々とシコる
  • 手足が長くロングラリーも余裕
  • フォアバック共に遜色なく打てる
  • リターンはがっつり下がって着実に返す、、、

このような特徴がある選手ですね。

 

正直メドベージェフはシコラーの中でもかなり独特で、ビッグサーバーレベルのサーブを持ちながらストロークが粘っこい。

そして別に強打できない訳は無く甘くなったら決める事の出来る、シコラーの完成形ですね。

そして着目すべきはメドベージェフの対戦相手のプレー。

ネットプレーをあまりしない事で有名なナダルやジョコビッチがメドベージェフと試合をするときはサーブ&ボレーを増やしますし、浅さも有効活用しています。

プロの試合でもある程度シコラー対策で参考になる部分はあるんだなと感じました。

 

特にYoutubeやWOWOWなどでグランドスラムやATPツアーの試合が見れるので、メドベージェフの試合を見ておくのはオススメです。

たつし
たつし
僕もよくYoutubeとWOWOWでテニスの試合を見まくって色々とイメトレしています

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という事で今回はコレで終わり。ぜひ前後の浅さを使ってシコラーを確実に倒してみてください。