このような疑問を解決します。
「ガットのテンションって何?どうやって決めればいいの?」
テニスを始めてみたけれどガットのテンションの決め方が分からない。中にはコーチにお任せで張ってもらってる人もいるかもしれませんね。
ですが安心してください。この記事で各テンションの特徴や決め方も徹底紹介します。
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(ちなみに先日PROSTAFFについてまとめ記事をツイートしたところ、ウィルソン硬式様から引用リツイートしていただきました。ありがとうございます、、、、!)
ありがとうございます!
皆様、参考にされて下さい!#13代目の原点進化 https://t.co/4dvnMSnu9S— WilsonTennisJapan (@wilsontennisjp) December 26, 2020
結論から申し上げると平均的なテンションは50。テンションのみを考慮すると
- 52~60P→張りが強くなるためボールが飛ばなくなる。しかしスイングスピードが速く筋力もあり、自分である程度ボールを飛ばせる人なら威力が出せる(学生やストローカー向け)
- 45~52→一番平均的なテンション
- 35~45→ゆるゆるになるため筋力のない人や女性、ラケットをゆっくり振ってもボールが飛んでくれる(しかし決して初心者向けではなく上級者でもローテンションの人もいる。錦織が例)
こんな所ですね。
ぶっちゃけガットのテンションには正解がありませんし、自分は結局試合に勝てればそれで良いと思っています。
ラケットの飛びやすさやしなり、ポリ・ナイロン・ナチュラルなどガットの種類にも変わってきますし。
とりあえず始めの方は50からスタートしてそこからずらしていけば良いかと。
ちなみにロールで購入すれば、モノによってガット7本分くらいは余裕で浮くので圧倒的にお得です。
▼代表的なナイロンガット
▼代表的なナチュラルガット
▼代表的なポリエステルガット
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【【【 】】】Contents
ザックリとしたテニスラケットのテンションの決め方
52~60P→張りが強くなるためボールが飛ばなくなる。しかしスイングスピードが速く筋力もあり、自分である程度ボールを飛ばせる人なら威力が出せる(学生やストローカー向け) 45~52→一番平均的なテンション(自分もずっとこの辺りをウロチョロしている) 35~45→ゆるゆるになるため筋力のない人や女性、ラケットをゆっくり振ってもボールが飛んでくれる。楽にボールを飛ばしたい人にオススメ。(しかし決して「初心者向け」という訳ではなく上級者でもローテンションの人もいる。錦織が例)
始めにも書きましたが基本的にはこんなイメージでOK。ガットのテンションは
- 硬く張れば張るほど飛ばなくなる
- ゆるく張れば張るほどボールが飛びやすくなる
このような関係性があります。
ラケットに「適正テンション」なるものがありますが、ぶっちゃけあれは無視していいんじゃないかな?絶対的な正解はないので、色々なテンションを試してみると良いですね。
テンションが高い人→スイングスピードが速い人
52P以上でテンションを張ると
- 打感が硬くなる
- ボールの飛びが抑えめに
- スイングスピードや筋力のある人だと威力も出せる
このような特徴が出ます。
学生テニスプレーヤーやストローカーは結構50P~で張っている人が多いですね。
自分も50の当たりを季節によって変えたりしています。(夏だとボールが飛びやすく、冬だとボールが固まって飛びにくくなるため)
フェデラーが最たる例
特にスイングスピードが速く、テンションが高いテニスプレーヤーとしてはフェデラーが挙げられます。
彼はPROSTAFF RF97というそもそもラケットアシストの少ないラケットを使用しているのに
- 縦約58~59P:ナチュラルストリング
- 横約55~57P:アルパワーラフ
このような高めのテンションで張っています。
一般プレーヤーがここまで高くすると恐らくボールが飛びません。
しかしフェデラーのスイングスピードと筋力を持ってこそ、このテンションで威力のあるショットが打てるのでしょう。
なのであまりテンションを高く張りすぎないようにしていますね
▼合わせて読みたい
テンションが低い人→「基本的には」ボールを飛ばしたい人orゆっくり振りたい人
テンションが低くなればなるほど
- 打感が柔らかくなる
- ボールが飛ぶようになる
- テニスを始めたての人や女性にオススメ
このような特徴になりますね。
大体40~50の間で張っている人が一般的に緩めと言われます。
自分も以前は48やら47で張っている時期がありましたけど、今と比較してかなり楽に飛ばせました。
逆に言ってしまえばボールがぶっ飛ぶ事もしばしば。それに始めの内は程よく飛ぶものの、消耗品なので使用し続けるとだるんだるんになるのもデメリットです。
上級者でローテンションの人もスイングスピードが速い人
実は先ほどローテンションの人は「基本的に」ゆっくりラケットを振って飛ばしたい人と書きました。
しかし例外がありまして、どうやら現在錦織は
- 縦39P:ナチュラル
- 横37P:エレメント
という超ローテンションで使用しているらしい。このように最近ではローテンションの人でスイングスピードが速く、ボールをコートに収める人も増えてきました。
錦織の例で言えば以前は今よりももっと高めで張っていたものの、手首と肘のケガ以降体の負担を抑えるためローテンションにしたのだとか。 プロの世界になるとゆっくりボールを打っていては威力負けするだけでなくシンプルにボールがぶっ飛んでアウトしてしまいます。 だからこそ上級者ではローテンションでもしっかりラケットを振り切ってスピンを掛けなければいけないんですね。
ちなみにYouTuberの吉田伊織も30台で張っていると本人が言っていました。
ですが正直30台で張るのはかなり勇気がいりますし何よりコートに収めるのが大変そう、、、、
自分は正直50あたりでいいかなって思ってますね。
テンションを決める様々な要素
この辺りは自分の身体能力やラケットのスペックと要相談ですね。
例えば比較的ラケットアシストのあるバボラのラケットを使っていれば、そもそも飛ぶので少し高めに張っておく。
逆に薄ラケや面の小さいラケットを使用していれば、少し緩めに張るなどぶっちゃけ決定方法は無限にあります。
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【【【 】】】ガットの種類別でのテンションの決め方
テンションを考える前に一度ガットについて考えてみましょう。
ぶっちゃけ全てのガットを試打することはもはや不可能なので、ざっくりとした特徴をまとめました。
自分がどのガットを使用しているかで色々特徴や打感も変わってきます。
ぜひ参考にしてください。
▼代表的なナイロンガット
▼代表的なナチュラルガット
▼代表的なポリエステルガット
現在のトレンドは緩めのテンション
ちょっと前まではテンションが30台なんて考えられなかったのですが、どうやら最近はローテンションがトレンドみたい。
というのもローテンションだと楽にボールが飛んでくれるのがメリット。
上級者でも歳をとれば負担がかかってケガの要因になりますし、逆にしっかり振ればスピンもかかってくれます。
ただ上級者になればなるほどその分ボールをコントロールする技術は必要になってきますのでそこが難点。
もしローテンションを試してみたければ一度40Pくらいで試してそこから調節するのが吉です。
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【【【 】】】ちなみに横よりも縦を硬く張るのが一般的
現在は縦糸よりも横糸を緩く張る、つまり
- 縦58Pと横55P
- 縦42Pと横40P
このように若干縦と横のテンションを変える「ハイブリッド張り」と呼ばれるのが一般的。
というのも縦糸と横糸のテンションを変えることで、打球感とボールの飛びを調整するのが目的だからです。
縦糸はストローク、横糸はボレーに影響しますよね。 縦糸を若干硬く張ることでストロークの飛びを調節し、逆に横を少し緩く張ることでボレーを気持ちよく飛ばせる。 結果的にストロークもボレーもどちらも調節できるのがハイブリッド張りの特徴です。
こんな感じで今回は終わりたいと思います。ぜひ参考にしてください。
▼錦織のハイブリッドパターン(縦→横の順)
▼フェデラーのハイブリッドパターン
▼代表的なナイロンガット