【結論:ダメ】テニスにおいてラケット破壊は許されるのか。真剣に考察してみる【なぜ】

テニスノウハウ
心配性の人
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テニスの試合でイライラしてラケットぶっ壊す選手いるけどあれってマナー的にどうなの?なんか「テニスは孤独なスポーツだからしょうがない」とか擁護する人いるけど

今回はこのような「ラケット破壊」について深掘りします。

✔記事の内容
  • テニスにおいてラケット破壊は許されるのか→結論だめです
  • ラケット破壊に関する肯定派と否定派の意見
  • ラケット破壊をする選手としない選手
  • テニスの試合においてメンタルコントロールはかなり重要

 

今回のお話はラケット破壊について。

何やら最近テニスの試合におけるラケット破壊が話題になっていまして、結構意見が分かれているんですよね。あなたはどうお考えでしょうか?

 

そこで今回はテニスにおけるラケット破壊は許されるのか。その他ラケット破壊をする選手としない選手なども紹介しようかと思います。

✔権威性

  • 小学校1年生から習い事としてテニスを開始
  • テニスや健康で役立つ知識を「たつじんblog」で発信中
  • 中学から本格的にクラブに入り始め10年以上テニスを継続
  • 当ブログでもテニスプレイヤーやアイテムについて多数記事を執筆中

 

まず個人的にラケット破壊に関する僕の意見を述べるとやっぱりダメですね。というか良いか悪いかで言ったら良い訳ありません。

ただ難しいのが、選手の中には意味の分からない事にラケットを破壊してメンタルを立て直す人がいるんですね笑

 

そのあたりで結構意見が分かれていまして、今回は否定派肯定派の意見を個人的な意見を踏まえつつ書いていこうと思います。

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【【【 】】】

テニスにおいてラケット破壊は許されるのか→結論だめです

thiem

 

Q:ラケット破壊は許されるのか?

A:ダメです。言いわけがありません。

 

コレが冒頭でも述べた通り僕個人としての考えですね。

まぁ冷静に考えて良いか悪いかで言えば絶対悪いですし、見ていていい気分にはなりません。

そして一番の理由として、プロが使用するラケットはメーカーから提供されて貰っている物だからです。

だいたいプロで活躍する選手はラケットやウェアなどスポンサーがつき、ラケットをメーカーから提供して「頂いている」立場になります。

当然企業としてはその選手にラケットを使ってもらい、広告塔として活躍してもらうために提供しているんですね。

自分でラケットを全て購入しているならまだしも、自らの不調やメンタルの悪化でラケットをぶっ壊されたら溜まったもんじゃない。

しかもプロが使用するラケットは「プロストック」と言って、通常の市販モデルとは異なり独自にカスタマイズされている場合がほとんど。

折角独自にメーカーが作ってくれたラケットを破壊するのは流石にダメでしょう。

 

▼合わせて読みたい

【疑問】テニスラケットのプロストックとは。入手方法も一応解説します【ぶっちゃけ不用】

ラケット破壊をすると一応罰金はあるものの、、、

選手のスポンサー契約に詳しい弁護士によると、自社製品を提供し使用してもらうことで宣伝効果を狙う契約は「アドバイザリー契約」と呼ばれます。これには一般に、選手に企業イメージを損ねないような義務が定められたり、不祥事を起こした際の契約解除や違約金の規定が盛り込まれているとのことです。

アドバイザリー契約で、錦織選手はウィルソンから年間2億5000万円の契約金を受け取っているといわれます。一方で契約書には「ラケットを故意に破損させた場合、契約料10%相当の違約金を支払う」との条項があるとされ、もし本当なら試合で破壊するごとに2500万円も支払わねばなりません。

引用:https://spoppi.com/code-violation-of-tennis/

 

一応各選手はラケット契約を結ぶ際に「ラケットを故意に破損させた場合一定額の違約金を支払う」と言う規約をしているらしい。

 

特に錦織の場合だとウィルソンと生涯契約をして、年間で約2億5000万くらい貰っているんだとか。

過去にラケット破壊をした際にはその10%の2500万が罰金として払わなければいけないそうです。

たつし
たつし
一般人からしたら2500万なんてとんでも無い額ですし、流石に出費としてイタイのでラケット破壊は防げそうではあります、、ただトッププロの収入は飛んでもないので、あまりダメージはなさそうですね

テニスの試合中においてもペナルティがあり、もし怒りに身を任せて故意にラケットを破壊すると

  • 1回目:警告
  • 2回目以降:失点

という、いわゆるコート上で非紳士的な行動をするコートバイオレーションがあります。

が、正直個人的にラケット破壊に関してはもっと厳しくしてもいいのでは?と思ったり。

一回やったら少なくとも1ゲームくらいあげていいんじゃないですかね。二回目とかは失格で。

 

この辺りは大会の運営側ももう少し厳しくして取り締まる必要がありそうですね。

ラケット破壊に関する肯定派と否定派の意見

twitter

 

実際ラケット破壊に関しては意見が分かれています。

 

僕個人の考えだけを述べてもしょうがないので

  • 肯定派
  • 否定派

各々の意見や主張をまとめてみようと思います。

 

まずは肯定派から。

肯定派

 

✔肯定派(まぁしょうがないと思う人)の意見

  • アンガーマネジメントの一種だからしょうがない
  • テニスの試合での極限なメンタル状況を経験していない人が語るな
  • ラケットを破壊するからと言ってその人の性格や人格まで否定するのは違う
  • かつてフェデラーや錦織もやってるし、ジョコビッチなど他の選手も割とあるある
  • 他のスポーツでもバットを折ったり審判に抗議したり、ボクシングやプロレスなどの選手の行動はどうなる?

 

 

こんな所かな。ちょうどこの記事を書いている時がTwitterに「ラケット破壊」のトレンドが乗っていて見つけやすかったですね。

 

はっきりと肯定派の人は中々いませんでしたが、「まぁしゃあなし」という人が特にテニス経験者の方で多かった印象。

実際かつてあのフェデラーもよくラケットを投げたりしてましたからね。今でもジョコビッチは低敵的に破壊しますし。

たつし
たつし
あまり他のスポーツは物を壊すシーンが無いので、そこでテニスのラケット破壊が悪い意味で目立ってしまうのでしょう。

 

お天気お姉さんの檜山沙耶さんが西岡良仁と交際発表をし、その後に西岡のラケット破壊の映像が広まってしまったらしい。

丁度ホットな話題でもありますね

事実テニスは他のスポーツよりもメンタルに相当負担がかかる

まぁ実際テニスという競技は僕も15年以上続けているので分かりますが、「孤独なスポーツ」として言われているほどメンタル的には負担が大きいスポーツです。

と言うのももちろん個人技であるのは言わずもがな、ポイント間が明確に区切れているのも結構しんどいですよね。

 

特にプロのグランドスラムですと最長5セット。シングルスでは仲間もおらず、途中コーチからアドバイスや励ましも貰えませんし。

もちろんだからといってラケットを破壊していいわけないんですが、そのあたり他のスポーツとは自害のは紛れもない事実でしょう。

 

選手は日常では決して起こりえない精神状態で試合をしています。競技者を辞めて、あまり波風のない日常生活を送っていると、ああいう精神状態になる事は二度とないと思います。

引用:杉山愛さんのコラムより

 

確かにプロテニスの厳しさを知らない人が軽々とここぞとばかりに「ラケット破壊はダメや!」と言うのも違う気はします

否定派

 

✔否定派の意見

  • テニスだからしょうがないというのは違う
  • ラケット破壊自体悪い行為なのに正当化するのが気持ち悪い
  • 孤独なスポーツとは言うが他の競技だってメンタルに負担はかかる
  • やはりラケットを提供していただいている以上壊してはダメ

 

否定派はこんな感じ。特に肯定派の意見に対する批判がメインでした。

 

特にテニス経験者ではない人?が否定的な態度が多かった印象でして、「テニスだからいいという訳ではない」という声をよく見かけましたね。

それはごもっともで、テニスだけではなく普段の仕事や他のスポーツでもメンタルに負担がかかるのも事実。

特にGoogleの検索欄で「ラケット破壊 テニスだけ」みたいにサジェストが出てきますし笑

 

特に「ラケット破壊を正当化しているのが考えられない」と述べている方も一定数いました。

個人的に僕も否定側です

僕自身もテニスをずっとやっていますし、プロの試合も見る側の人間ですが個人的には否定派です。

と言うのも先程の意見の中にもありましたが、「スポンサーから提供していただいている以上ダメだろう」という立場です。

 

考えてみれば当たり前。

当然破壊されたラケットメーカーはもちろん、よくトップ選手のウェアに企業のワッペンがスポンサーの証拠として張ってありますがその企業にも悪影響が出ますからね。

たつし
たつし
まぁぶっちゃけ「子供に悪影響が~」とか「見ていて不快」とかはどうでもいいと思っていますが、やはり提供して「頂いている物」ですからね。そこは紳士的に物を扱う義務があると考えています

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【【【 】】】

ラケット破壊をする選手としない選手

ジョコビッチのラケット破壊

 

✔よくラケットをぶっ壊していた選手(独断と偏見)

 

 

独断と偏見でよくラケットをぶっ壊してた選手を数名出してみました。

 

残念ながら西岡は実際よく切れているシーンを見かけますね。

またジョコビッチもベテランなのにまだラケットをちょこちょこ壊しています(ただこいつは壊すと強くなるから例外)。

 

またズべレフは過去に審判台にラケットを叩きつけて抗議したことがありました。

たつし
たつし
ラケット破壊自体は錦織もフェデラーもありました。ちなみに最も美しいラケット破壊はディミトロフですね。「 The Best Rackets Smash」と海外からノミネートされています▼
No Image

ラケットを壊さない選手は某土魔神のあの人

 

どの選手も一度くらいはラケットを投げたり、物に当たるシーンを見かけます。

しかし絶対にラケットを投げたり壊さないのが土魔神でお馴染み「ラファエル・ナダル」です。

 

ナダルはほんっとにメンタルが鬼強くて、どれだけ劣勢でも諦めず虎視眈々とチャンスを狙っています。

もちろんナダルも怒りを露にするシーンや悔しがる表情は見せるものの、ラケットや物にだけは絶対に当たりません。

たつし
たつし
これは結構有名な話ですが、昔ナダルがジュニアの頃にラケットを壊しかけた?らしい。その時にコーチだったおじさんのトニ・ナダルさんが「次やったらお前の腕をそうするで」と説教。それ以来ナダルはラケットに当たる事は無かったのだそうです

 

ラケットが何本必要かって?僕は一本で十分だよ。なぜなら絶対にラケットを壊すことはないからね(笑)

インタビューでのナダルの解答より抜粋

こんなこともインタビューで答えているほどの徹底ぶり。

 

だからナダルは多くのファンから愛されるんですね。

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テニスの試合においてメンタルコントロールはかなり重要

 

ここまでラケット破壊について触れてきましたが、やはり「テニスだから」という一言でぶっ壊すのは良くないですね。

 

実際他のスポーツでもメンタルは大事ですし、テニスでもメンタルを制してなんぼの話ですので。

それほどテニスはメンタルゲーなので、試合中に崩れないメンタルを鍛えるのが一番。ラケットを破壊して怒っても自分が崩れて相手の得になるだけです。

▼合わせて読みたい

テニスの試合でイライラするのは当たり前。どうせなので味方にしましょう

 

たつし
たつし
その点結構テニスの試合は他の競技とは違った緊迫感や見どころがあるので、見ていて結構面白いですよ。特に自分だったらこうするなぁとか、もし自分がこの選手みたくイライラしていたらどうするか?を考えると勉強になりますね

もしあなたがテニスをやっていなくとも、テニスの試合は野球やサッカーとは違った面白さがありますからね。

興味のある方はWOWOWで全部見れるので、以下の記事もぜひ参考にしてください▼

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