このような疑問を解決します。
「サーブってどうやって打つの?」
テニスではまず初めに必ずサーブを打つわけですが、初心者ならどうやって打つか分からない方も多いでしょう。
軟式テニス上がりの方も中にはいるかもしれませんね。
そこでこの記事ではサーブの打ち方やコツ、やりがちなミスなどサーブの基本を解説します。
▼ちなみに僕のサーブはこんな感じ。166㎝しかない割にはそこそこ頑張ってる方かと思います
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【初心者サーブあるある】
・フォアの握りでサーブを打っている、いわゆる羽子板持ち
・トロフィーポーズでラケット寝て面が上を向いている
・回転がかかってない部活で大学スタートの後輩も同じだけど、とにかくグリップを包丁にする&肘を立てる事を意識したらだいぶ変わりますよ
— Tatsushi.k@たつじんblog (@tatsushikoike) May 18, 2021
色々伝えたいことはありますけど、特に初心者は
- 回転がかかっていない
- グリップの持ち方が間違っている
- トロフィーポーズで肘が寝ている
こんな共通点があったり。やってはいけないポイントも深掘りします。
今回の記事では皆さんのサーブを修正しますので、ぜひご安心ください。
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【【【 】】】Contents
テニスのサーブで初心者がやりがちな間違い
正しいサーブの打ち方!、、、、の前に。まずは「やってはいけない事」を紹介します。
というのも正しいフォームと間違っているフォームをどちらも理解しておかないと修正が効かず、どんどんズレていってしまいますので。
もちろんテニスには色々フォームにも個性がありますが、最低限守るべきルールとこれを破ったらマズイポイントがありますので説明しますね。
1つずつ深掘りします。
羽子板サーブ
引用:テニスのいなちんさんのYouTubeよりスクショ
「羽子板サーブ?何それ」
と思う方もいるかも。結論から言うと画像みたいな感じの、まさしく羽子板持ちのようなサーブの事です。
本来サーブのグリップは包丁握りですが、特に初心者はフォアハンドの握りで打ってしまう方が多いんですね。
始めは慣れないかもしれません。しかし包丁握りに慣れるだけで初心者の方は大幅にサーブが改善します。
▼正しい握り方(包丁握り)
▼間違った握り方×(ウエスタングリップ)
羽子板サーブの問題
なぜ羽子板サーブの問題と言うとインパクト時に面がリバース気味になってしまうから。
実はテニスのサーブ野球のピッチングと体の使い方が似ていまして、自然と回内運動(プロネーション)が起こるようになっています。
▼右腕に注目。勝手にひねりが起こっている
▼野球のピッチング
このひねりの運動を考慮すると、包丁握りが一番インパクト時にボールに勢いが加わるんですよね。
画像で見ると分かりやすいですが、包丁握りと羽子板持ちでのインパクト時のラケット面がこちら。
これだとリバース回転がかかってしまうため、また後に解説しますが、早めに包丁握りに慣れてしまいましょう
ラケットの面を上に向けてしまう
サーブを打つ前の構えの事を「トロフィーポーズ」(後ほどまた説明します)と呼びます。
しかし初心者の方はこのトロフィーポーズで肘が曲がり、ラケットの面が上に開いてしまっている方が非常に多い。
▼こんな感じ。実際に撮ってみましたけどちょっとダサいですよね
コレだとインパクト時に回転がかからず、威力も出ないのでオススメできません。
ある程度テニスをしている方ならみんな肘が経っていますし、プロでも肘が寝ている人を見たことないですね。
▼正しいフォームはこちら。腕が約90°かそれ以上になっており、手首も寝ていない
▼フェデラーのトロフィーポーズ
回転を掛けない
そして三つ目は回転を掛けない事。
特に始めの2つの間違いをしているとボールに回転が掛からず、初心者のサーブはあまりキレが無い事が多いですね。
先に紹介した羽子板持ちやトロフィーポーズで面が上に向くと、ボールがラケットに対してこのように当たってしまいます▼
何かしら回転を掛けないとコートには入らない
テニスには色々フラットやらスライスサーブやら種類がありますが、基本的に回転を掛けないとコートには入りません。というか実用的なサーブが打てません。
本来ならこんな感じにラケット面がなるはずです▼
まず自分が上記の間違いに該当していないか確認しましょう。
【脱初心者】テニスのサーブの打ち方とコツ
ここから本編。初心者のためのサーブの打ち方とコツを解説します。
サーブと言っても色々順序がありまして、
この順序で説明していきます。
グリップ
まずはグリップ。
やってはいけないポイントその1でも紹介しましたが、何といっても包丁握りで打ち慣れる事がまず大事です。
理由をもう一度説明しておきますと、包丁握りが一番インパクト時にボールに対して勢いと回転を伝えやすくなるから。
どうしても羽子板持ちだと限界がありますし、基本サーブが打てている人は包丁握り(もしくはもう少し薄くしたグリップ)ですのでさっさと慣れてしまいましょう。
初めの方は上手くいかずチョリッチョリの回転が掛かるはず
包丁握りで持ち始めるとこう感じる方がいるかと。
結論から言いますと大丈夫。キチンと回転が掛かっている証拠です。
あまり飛ばないのは自然に起こるひねりの運動(プロネーション)が使えておらず、ちゃんとボールに当たっていないから。
また後程ボールの当たり方と回転については述べますが、とにかくそれを続けてください。
回転が掛かる感覚はサーブでとても重要になってきます。
トス
2つ目はトス。自分の理想とするサーブが入るかどうかの8割はトスで決まると言われています。
それくらいトスは重要なので、安定するコツとポイントを押さえておきましょう。
トスはボールを投げるのではなく「添える」といったイメージ。
腕の間接を使わず肩を支点に、そして肩のラインくらいで上げると真っすぐ上がります。
ボールの持ち方
ボールの持ち方は大きく分けて
- 親指・人差し指でコップを作り薬指で支えるコップ型
- 手の平や指全体でボールを柔らかく持つお皿型
この2つに分けられます(細かくすると3つですが)。
特に1はフェデラーとか錦織が、2はナダルやジョコビッチに当てはまりますね。
▼コップ型
▼お皿型
それぞれちょっと手の形が違いますよね。
下記の記事で詳しくトスについて触れていますので、こちらの記事もぜひ参考に。
▼合わせて読みたい
【生命線】テニスのサーブではトスが8割。安定する上げ方とコツを解説
トロフィーポーズ
▲僕のトロフィーポーズ
3つ目はトロフィーポーズ。特に初心者はこのトロフィーポーズを改善するだけで大幅にサーブが上手くなります。
ポイントは先ほども述べたように「肘」ですね。
肘と手首を寝かせずしっかり立て、90°にする事でサーブの威力とキレを底上げすることができます。
肘を変えるだけでサーブは変わる
僕がテニスを始めたての時、同じように&肘が上を向いていて威力が全く出ませんでした。
当時は「まだ体格が小さくて子供(小5)だからかなぁ」と思っていましたが、コーチに
「肘を立てて打ってみろ」
と言われて打ってみると、今までとは全然違うサーブが打ててかなり驚いたのを今でも覚えています。
包丁握りには慣れていたものの、全然威力が出せていなかったので嬉しかったですね。
特に初心者は
- グリップ
- トロフィーポーズ
この2点を変えるだけで別人のようにサーブが変わりますよ。
スイング
そして最後はスイング。
これに関しては各回転のかけ方である程度変わってくるものの、最低限抑えて欲しいポイントを紹介しますね。
サーブのスイングではラケットを持っていない逆の手が意外に重要。
というのもしっかり残しておかないと、体が前に倒れてスイング軌道が低くなってしまいます。
それに左手(左利きなら右手)を残しておくと右肩とスイッチした際、自然と打点を高くできるのもメリットなんですよね。
左手を引くと勢いよく右肩が出てくるのでスイングスピードの向上にもつながります。
▼こんな感じでラケットが出てくる
最後は野球のピッチングも同様、左脚で着地。しっかり逆の足も使ってバランスを取ってください。
スライス・スピンはチョップ、フラットはプロネーションを意識
サーブには大きく分けて
- スピン
- スライス
- フラット
この3種類に分けることが可能。
はじめ2つは回転系で、ラケットのフレームからチョップするようにボールを打ちます。
それとは裏腹にフラットサーブはその名の通り「平面に」当てるサーブ。威力と速さが出せて上級者が1stで主に使用するサーブですね。
こちらはプロネーションを意識して、真っすぐボールに対してインパクトするのがコツです。
▼合わせて読みたい
- テニスのサーブの種類と打ち方を解説。基本的に3つの組み合わせです
- 【テニス】伸びるフラットサーブの打ち方やコツを解説【低身長でも打てる】
- 【テニス】スピンサーブの打ち方完全ガイド。初心者でもコツを抑えれば打てます
- 【初心者OK】テニスのスライスサーブのコツや打ち方・使い分けも解説
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【【【 】】】まずはトロフィーポーズを作ってからサーブを打とう
いきなり初めから動作をやれ!と言われても、まぁ恐らく難しいでしょう。
そこでオススメなのはラケットを担ぎ、トロフィーポーズを作った状態からサーブを打つのがオススメ。
何度も繰り返し述べますが何より大事なのはグリップとトロフィーポーズでの肘。
別に下からラケットを上げたり、飛ばなくとも十分勢いのあるサーブを打つことは可能です。
また当ブログでもテニスやサーブ、サプリなど役立つ記事を書いておりますのでぜひ参考にしてください。
▼サーブに関する記事
【初心者OK】テニスのスライスサーブのコツや打ち方・使い分けも解説
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