このような疑問を解消します。
- プリンスの基本情報とラケット一覧
- プリンスのテニスラケットの種類と比較
- プリンスのテニスラケットのオススメと選び方
アメリカ発のテニスメーカープリンス。
ラケットが他社にはなく独創的な物ばかりで、プロの中では契約している選手は少ないものの国内ではニッチなファンが一定数いる印象です。
またラケットに穴が開いているO3の技術や、軽量かつ高強度のテキストリーム×振動吸収効果のあるトワロンを組み合わせたカーボンなど品質はかなり高いですね。
そこで今回はプリンスのラケットについて深掘りして解説。オススメや各ラケットの特徴をこの1記事で丸わかりにします。
まず先に各ラケットの特徴とオススメな人をさっくり解説するとこんな感じ。
- ビーストシリーズ:飛び・スピンなどラケットアシスト多めな人にオススメのパワーモデル。比較的楽に飛ばしたい人にオススメ
- グラファイトシリーズ:一番人気で伝統的なボックス形状のラケット。柔らかくコントロール重視のクラシカルなモデルで、柔らかめの打球感を求める人にオススメ
- ファントムシリーズ:シャフトが世界最薄の16.5㎜という極薄ラケット。振り抜きがかなり良く、振っただけ球速・スピンが加算される中上級者向けのラケット。自分からガンガン振っていく人向け
- TOURシリーズ:打球感は柔らかめだが、ある程度パワー・スピンのバランスが取れているモデル。バランスの取れてややソフトな打感が欲しい人向け
- Xシリーズ:シャフトがねじれており世界初の左右非対称ラケット。フォアは弾きバックはしなって飛ばす打感でそれぞれ異なっている。バックに苦手意識がある人向け
- エンブレムシリーズ:デカラケ。簡単にボールを飛ばしたい初心者・シニア向けのラケット
簡単にまとめてみましたが、これから各ラケットについて深掘りして解説していくのでぜひ参考にしてください。
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【【【 】】】Contents
プリンスのテニスラケットの基本情報と特徴
- アメリカ発のテニスメーカー
- ラケットは他社には無い独創的デザインが多い
- フレームに穴が開いたO3技術やシャフトのクロスバー、極薄シャフトなど技術も独特
- イズナー・フェレール・上杉海斗選手などが使用
- 万人受けするタイプのメーカーではないがニッチなファンがおりアツい支持を受けている印象
プリンスはアメリカ発のラケットメーカーでして、特徴的なラケットが多いんです。
例えばスロートが世界最薄の16.5㎜のファントムや、左右非対称でシャフトがねじれているXシリーズなど。
他社にはないプリンス独特の機種がコアなファンを引き付けて人気を集めているメーカーになりますね。
プリンスの使用技術
各メーカーはそれっぽい名前で、ラケットに色々な技術を搭載しています。
一応プリンスの使用技術も解説しておきますね。
※ここはサラッと読み流すだけでOKです
- テキストリーム×トワロン:軽量で高強度のカーボン素材「テキストリーム」と、振動減衰効果の高い「トワロン」を融合させた技術。クリアで面ブレしない打感を生み出す
- O3:フレームに穴をあける技術。これによりスイング時の空気抵抗が減りバヒュンと振り抜ける
- ATS:フェイスの10時と2時にTeXtreme × Twaronを配置。ラケット上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップ。振動吸収性が増しクリアな打球感で「掴んで弾く」性能が向上
- CTS:グリップ上部からフレームカット部にかけて均等に厚みを増していくフレーム形状により、スウィートエリアがトップ方向へ拡大……etc
プリンスのテニスラケットの種類と比較
それではプリンスのラケットを比較していきます。冒頭でも述べた通り、現在は
- ビースト
- グラファイト
- ファントム
- TOUR
- Xシリーズ
- エンブレム
上記の6種類展開。
1つずつ特徴やデザインなど比較しつつ解説しますね。
ビースト
1つ目に紹介するのがビーストシリーズ。こちらはプリンスの中でもパワーモデルに位置付けされます。
打感はやや硬めで弾いて飛ばすタイプ。
しかしATSというフェイスの10時・2時の部分にテキストリーム(軽量・高強度のカーボン)×トワロン(振動減衰効果のカーボン)を配置するシステムのおかげで、「掴んで弾く」感覚があります。
ある程度パワーを出したい人、ラケットアシストの力を借りてテニスがしたい人にオススメです
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グラファイト(ファントムグラファイト)
- 黒×緑を基調としたクラシカルなデザイン
- アシストは少なめでコントロール性能に特化
- プリンスの中でも一番人気で伝統のあるモデル
- しなりと柔らかめな打感が売りのボックス形状ラケット
2つ目はプリンスの代表格ともいえるグラファイトシリーズ。
打球感は柔らかく、包み込む感触とコントロール性能の高さがポイントですね。
シャフトのねじれを抑制するクロスバーも他のラケットには無く、「これぞグラファイト」という特徴。
- ファントムグラファイト97:300gで97インチのノーマルタイプ
- ファントムグラファイト97(315g):普通のに比べてハードスペック。上級者向けモデル
- ファントムグラファイト100:97インチより若干扱いやすい100インチモデル
- ファントムグラファイト107:107インチで簡単にボールを飛ばしたい人向けのデカラケ
肌感覚で中級者以上の方に人気かなという印象。
コントロール性能を求める方・柔らかめで包み込む打球感が欲しい方にオススメです。
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ファントム
- 緑×黒を基調としたデザイン
- 世界最薄16.5㎜のシャフトで振り抜きは最高(O3のみ)
- 速球かつスピンのかかった攻撃的な球が打ちやすい
- 緩く当てただけでは飛ばないが自らしっかり振れる人にはオススメ
3つ目はファントムシリーズ。
こちらも中々特徴のあるラケットでして、世界最薄のシャフトで振り抜きが抜群に良い事で有名ですね(O3のみ)。
しかしテキストリーム×トワロンのおかげでパワー負けすることは無く、むしろ速球やしっかり振り抜いた分だけスピンが掛かってくれる攻撃的なラケットです。
正直初心者や女性の方にはオススメできませんが、しっかり振れる方や中級者以上の競技者向けの方にはオススメですよ
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【力=正義】テニスラケットでパワー系オススメラケットを5つ厳選して紹介【超火力】
TOUR
『TOUR』シリーズが新しくなります!
●新機能p.v.s搭載
●艶ありホワイト×色違いカラー採用
●スペック変更機種あり
●追加新形状あり
●リニューアルした新ロゴ
リツイート頂けるとすごく嬉しいです!
発売は9月10月11月と順次リリース予定です。#スピードスピン #プリンステニス pic.twitter.com/iBYmVPmJuZ— princetennis1970 (@princetennisjp) July 28, 2022
4つ目はTOURシリーズ。こちらは比較的プリンスの中でも新しいシリーズですね。
ここまでグラファイトやファントムなどやや難しめのモデルを紹介してきました。
しかしこのTOURシリーズはビースト・ファントム・グラファイトのちょうど中間モデルとして表現するのが正しく、バランスの取れたモデルになります。
- TOUR100:100インチのノーマルモデル。310g・290g・270gの3種類展開
- TOUR100 O3:100インチで穴が空いた振り抜き特化モデル。305gと295gの2種類展開
- TOUR98:98インチ305gのやや競技者向けのモデル
- TOUR95:95インチで310gのややハードスペック。ストローカーやパワーのある人向けのモデル
TOURシリーズは色々ラインナップされており、特に100なんかはプリンスの中でも万人受けしやすいです。
バランス型のラケットが欲しいならこれ。
Xシリーズ
- 青紫色を基調としたデザイン
- 世界初シャフトがねじれた左右非対称ラケット
- フォアハンドは弾き感が強く、バックハンドはしなって戻る打球感とそれぞれ異なる
- バックハンドに安定感を出したい方にオススメ
5つ目はXシリーズ。こちらは「右利き用と左利き用」のラケットがあるのが特徴的です。
と言うのもこちらはシャフトの部分がねじれていまして、フォアハンドとバックハンドで打球感が異なります。
フォアは弾いてスピンが掛かるのに対し、バックはしなって安定感のある球が打ちやすいんだとか。
バック面でのショットでは上側のシャフトが開いている構造になり、インパクトの際にフレームがしなって戻る動きをします。
フォアと比べてスウィングや体の動きが制限されるバックハンドでは、フォアと同じように大きく速くスウィングする事は不可能です。このバックのスウィングのパワー不足をフレームのしなりと戻りがボールを押して手助けしてくれるため、より深く安定したボールを可能にします。引用:https://princetennis.jp/product-category/tennis/tennis-racket/tennis-racket-x-2023
- Xツアー97:310gで97インチとややハードスペック
- Xツアー100:ノーマルの300g。一番扱いやすいモデル
- X105:105インチで290g・270g・255gの3種類展開
- X115:デカラケ。236gなのでシニア向け
バックハンドに安定感を出したい方、フォアハンドとバックハンドで細かい打感の違いを求める方にオススメ。
スペック展開にも軽量モデルが多いので、初心者や女性にも易しいですよ。
エンブレム
- 白色を基調としたデザイン
- フェイスが大きく簡単にボールを飛ばせる
- パワーが欲しい学生向きと言うよりか、ダブルスプレーヤーやシニア・女性向きのモデル
そして最後はエンブレムシリーズ。こちらはいわゆるデカラケです。
どのメーカーもシニアや女性、初心者向けにフェイスが大きく飛ばしやすい「デカラケ」を展開しています。
エンブレムシリーズがそれにあたるモデルで、簡単にボールを飛ばしたい人向けですね。
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【【【 】】】プリンスのテニスラケットのオススメと選び方
ここまでプリンスのテニスラケットの各特徴について触れてきましたが、改めてオススメをまとめるとこんな感じ。
- ビーストシリーズ:飛び・スピンなどラケットアシスト多めな人にオススメのパワーモデル。比較的楽に飛ばしたい人にオススメ
- グラファイトシリーズ:一番人気で伝統的なボックス形状のラケット。柔らかくコントロール重視のクラシカルなモデルで、柔らかめの打球感を求める人にオススメ
- ファントムシリーズ:シャフトが世界最薄の16.5㎜という極薄ラケット。振り抜きがかなり良く、振っただけ球速・スピンが加算される中上級者向けのラケット。自分からガンガン振っていく人向け
- TOURシリーズ:打球感は柔らかめだが、ある程度パワー・スピンのバランスが取れているモデル。バランスの取れてややソフトな打感が欲しい人向け
- Xシリーズ:シャフトがねじれており世界初の左右非対称ラケット。フォアは弾きバックはしなって飛ばす打感でそれぞれ異なっている。バックに苦手意識がある人向け
- エンブレムシリーズ:デカラケ。簡単にボールを飛ばしたい初心者・シニア向けのラケット
プリンスは比較的他メーカーに比べ「万人受けする!」というメーカーではありません。
ですがラケットや技術が独創的で、品質は高いのは間違いない。気になるラケットがあればぜひ参考にしてみてください。
テニスラケットはネットで購入しないとかなり損です
ちなみにプリンスのラケットなどラケットを買うなら言わずもがなネットで購入した方がオトク。
というのも店舗に比べて数千~数万円損する可能性がありますので、、、
新作モデルでも定価に比べて安く購入できます。
特に型落ちモデルだと大体ネットでは1万円台で購入できるので激アツ。ガット張り代がタダになったりメーカー保証もついてくるので、結構ネットでラケットを買う人が最近は増えてきました。
昔だと保証が付かなかったりしたのですが、現代はスマホも普及して1~2日で届くようになってかなり便利になりました。
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という事で今回はコレで終わり。ぜひ参考にしてください。
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